うちの息子は今アメリカの大学にいる。時々近況を連絡してくれる。監督(父)と母親(アメリカ人)の共通アカウントにテキストを送ってくれるわけだ。写真やビデオを添付して。

そして毎回英文と日本文併記でテキストを書いてくれる。今日来たのを紹介すると

Played a gig with Coleton today at the players' pub! There were only a few people there so early but I had a fun time!

近所の飲み屋でちょっと演奏するために雇われました!お客さんすごく少なかったけれどとっても楽しかったです。

 

幼稚園の時、先生から今日のお迎えはママ?と聞かれて。その時たまたま監督(父親)が玄関で待っていた。息子は「今日は、お母さんは来ません。」としっかり答えた。何を驚いたかと言うと家庭では「ママ」としか呼んでいないし、アメリカ人のママとは100%英語で会話をしていた。日本人が質問したので6歳の子供心に「お母さん」とわざわざ訳して答えたのだろう。

鮮明に覚えている。見ていてかわいそうな心持になった。いろいろ気を使っているんだと。

 

日本語英語双方の読み書きがきちんとできるようになるためには学校に通わねばならない。小3の時アメリカに留学させた。そして中学から再度アメリカに渡った。

今,新学習指導要領で騒いでいるが文部科学書の目指す英語4技能など絵に描いた餅だ。

わらわせるんじゃない。発音記号も読めず辞書も持っていないような教育でどう外国語をマスターできるというんだ。

絶対無理だ。受験や成績のためでは英語は身につかない。生きるためだ。親とコミュニケーションをとるため2つの母国語が必要なんだ。バイリンガルキッドは。