レインボーで監督はね、小学生から浪人生まで男女問わず色々一緒にお勉強をしているのだけれど、「先生」とは呼ばせない。「先生」は学校にいる。授業中おしゃべりがやまないすぐそこの中学でも、大学進学率が全国平均以下の新潟県で土日も削って徹底して進学指導だけをしているのに県内10位にも満たないランキングの高校にも、この辺では依然として頭がいいとおもわれているふしのあるが実態は全国平均にも届かない学力の高校にも・・・そういうこの地域の迷門校にそれぞれ教育哲学と指導倫理と指導ノウハウを備えた先生方がいらっしゃるはずだ。
だから監督は「監督」なので「先生」ではないのよね。
じゃあ監督の得意技はねえ、「先生」じゃないからお勉強を教える事ではないなあ。レインボーの生徒をそれぞれのレベルで「頑張ってみようかな、あたしも」と思わせることなんだ。
こういうことがよくあるんだ。
定期試験がおわって中3男子が「あーはやく試験結果を監督にみてもらいたい・・今度はできましたから」と大きな声で言ったんだ。
「このところ異様なくらい燃えているなあ。こいつ大丈夫かなあ・・」とすこし奇妙な感じがしていたけれど本当に出来ていた。学年で2番。さらにやる気になってもっと頑張ると言う。
入会して半年もたたない中3女子が、後戻りしてきて監督の目の前に来て小さな声で
「監督、たぶん3日天下でしょうけれど私、初めて学年TOPになりました。」といった。
「いや実力だ。当然だ。」と言って頭をなでなでしてやった。
この2人は今高校生、いずれ、国立大学に進むだろう!彼らは中学基礎が盤石だから大学受験に勝てないはずがない。
塾に行かせるとき親も子供も点数UPのことしか眼中にないようだ。監督はブログでよく書いているけれどまさにサラ金でなくサラ点だな。住宅ローンでなく点数ローンだ。
だけどもっと大切な目的があるんじゃないかなあ…
つまりその塾で子供が変わるか、
やる気になるか、
それと本人が成功体験をつめるかどうかということでしょ。
監督がね、いくら言っても本人のやる気が出ないことには全く変化しない。そういう意味では何がそうさせるのかよく分からないがこれだけ多くの生徒がどの学年でもやる気を出すということは何らかの影響力があるのだろうな「監督」だから。はっきり文章では書けないけれどねえ。
高3男子で最後の最後まですごいやる気を持続して難関大にすすんだのがいた。東京に向かう2日前の午前、最後の授業の後、握手をしてそいつの肩を3回強くたたいて送り出した。その時監督は
「よくついてきたよ。お前のことを監督は信じている。」といったんだ。
この生徒は2年間、とにかく叱った。目標大学との実力のかい離を体にしみこませるように何度も何度もきびしく言い続けた。監督はほめるのが得意技なんだけれどこいつはあまりほめなかった。いやほめられるほど甘い受験状況ではなかった。
全てが終わった後「監督を信じてよかったです。監督との真剣な日々を一生わすれません。僕の貴重な財産です」と言い切った。少し目頭が熱くなったよ。
人間やる気になるかどうかだろう。大学受験は甘くないよ、全国勝負だから、でも新潟県高校入試ならやる気になれば絶対受かる。うちは希望高校合格率100%だもの。
じゃあやる気にさせる方法は何だろうか。
3つあるなあ・・
「余談」「時に叱る」そして「ほめて励まして、一緒に走る!」
それが「頑張ろうと思える関係を目指しています!」ということかなあ。
監督

