「無理だから」と担任に志願変更を迫られた生徒が無事希望校に合格してお母さんとあいさつに来られた。

「この子も頑張ったけれどお母さん、あなたがたも最後までぶれずによく踏ん張られましたよ。こちらも危ないと非常に懸念していました。ただここでぶれてはろくな結果にならないと強く本人に言いきかせた。それにこの子はついてきた。この1年、親あてのレターにも連絡にも、とにかく真っ先にご返事や連絡をくださった。ここも大きかった・・・」

こう言ったら

「うちはもう監督を信じきっていました。この子が今日はこう叱られた。今日はこう褒めて下さったと毎回迎えの車の中で話してくれました。わたしはそれを聞いて監督に全面的について行こうと…」そう言われた時お母さんは言葉が詰まった。お母さんの目は涙が溢れそうになった。

 

合格できてよかった。ここまで信用してもらってこどもを預けていただいているのにその期待に応えられなかったとしたら我々の存在意義を問われてしまう。

今年も希望校に全員合格した。長高であれ六高であれ、こちらが合格させ得ると見れば入会時点でいくら点数がたりなくとも必ず入れてきた。しかしそれには本人の努力と親の理解が一致しているという前提が必要なのだ。

そうはいってもこの生徒は危なかった。正直ほっとしている。

                                                      監督

 

レインボーランゲ―ジハウス 六日町校