魚野川の向こうにある高校 

暗記メモを見ながら下を向いて登校するほどお勉強浸け

うちの生徒がいうには「昨日は朝の4時まで勉強をしました。課題が多くて・・」

この子は3番だよ! 英数とも偏差値70を超え数学はときどきTOPをとる。それでも課題・・小テスト・・模試・・土曜登校・・Gtec・・・英検…長野へスキー、

おい校長、南魚沼出身のこどもは小さいころからスキーは鍛えられているんだ。 

うちの子供も5歳からコーチについて小6の時すでに1級レベルに到達していた。

生徒の睡眠時間を慢性的に奪っておきながら長野で泊まりでスキーなどと何を無駄なことをしてるんだ?

しかも教材を持ってきたら学年集会だって?

毎日暗記メモ見て暮らしているものが2泊3日もの間、お勉強の道具を持たずに過ごせると思うのかい?洗脳管理下なんだから苦しいに決まっているじゃないかあ。


さあ本題に入りましょう。

もしできることなら監督はあの高校にマッサージルームをプレゼントしたいなあ。

まず「コリコリほぐして帰ってまたお勉強コース」(30分) 

もっと長くするべきだが30分以上時間を使うと「お母さん、夕食時間をもうすこし削ってください。自学に時間がたりないから。」と担任が親に電話してくるような学校だからゆるしてくれない。

 

もう一つは闇のコースで

BDCコース(brainwasing detoxification therapy) つまり洗脳解毒コース

この施術は主に頭のてっぺんから首にかけて体温より少し暖かいアロマスティームをかけながらじっくりマッサージをする。そしてみみもとで「愚か 愚か 愚か」と繰り返す。

すると患者さん(疲れ切った交際情報小テスト炸裂高校の生徒)は最初混乱した表情をみせるが次第にその愚かな実態に対する目覚め、すなわち若者本来の反抗的自主の気持ちが湧きおこる。そして顔が赤らんでくる。高校入学以来血液が暗記中枢以外に回っていないので久々に他のところに流れるというわけね。やがて洗脳状態が薄れはじめ同時に絶望から怒り、そして反抗から自主、そして解放と希望を微かに感じるようになる。安らかな表情になったり中には泣き崩れる生徒まで出て来るんだ。ここでかわいい女子ならハグをして涙をふいてやろう。待合室で暗記メモを見て待っているような生徒や浦佐大橋を競歩で歩こうとするようなものの場合、涙は自分でふきなさい。

 

その後最終段階で解毒の定着化をはかるべきなのだがここは敢えてしない。

なぜか?

それはね、リピーターが来なくなるからだ。 つまり生徒がいなくなる。

毎年2ケタの定員不足なのであっという間にマッサージルームが開店休業になる。学校がつぶれたらマッサージルームのいくところがない。六高には必要ないし。

このBDCコースの施術は監督しかできない。

今年監督はすでに25コマ指導枠が入ってしまったのでマッサージは予約制で順番待ちとなる。一人でも多く救いたいけれど、返事待ちの中1と中2の個人レッスンが入れば元旦がまたなくなる。

 

昨年英語筆記入会時16点 最終160点というのがいた。これ迄合格や成績のみで救済してきたがそのような教育ならあの高校と同じレベルだと深く反省をするに至った。断っておくがJK(交際情報高)でもレインボーにいるものの英語のレベルは全然違うから。2年の段階でセンター8割を優に超えるレベルの理系までいるくらいだもの。こいつとか上述の女子は最近余談を増やしながら大人に仕上げているんだ。点数などもう心配ない。

 

さあ、結論を急ごう。

何より大切なことは生徒の心に沿うことだ。小テスト用暗記ペーパーでなく空を見上げて歩けるような若者にしてやることだ。

それが「学ぶ青春意気高く」ということだ。

                                                                                      監督