昨今の明らかな学力の低下と常識の欠落を目の当たにすると、カラスでもレインボーでやっていけると思う。いや彼らの方が親もなく家もなく携帯もなくナビもなくただ五感と体力だけで今日まで生きてきているんだから強いはずだ。ただ受講にさいして二つ問題がある。ひとつは口座がないからお金は現金払い。愚かな人間から盗んでくるんだろうか。もう一つは筆記対策だ。いろいろ考えたが鉛筆に包帯をグルグル巻いてくちばしでくわえやすくしてあげよう。
複眼で遠くもみえるからホールの隅に止り木を用意すればいいなあ。うちの中学生もあまりカラスを気にせず受講できるから。そう考えながら快晴の空をみあげればうちにビルの屋上に入会予定のカラスが2羽とまっている。教科書を屋上に広げて予習をしている。
「明日の監督の授業が楽しみね!」
「カア・・」
そもそも教科書さえろくに使わないような中学だからカラスに盗まれたって平気かもしれないなあ・・
明日は初回授業だ、きっとみんな驚くだろう。カラスの賢さに。
監督
