今日は三つの高校を近隣の中3がどう見ているかで比較してみよう。
まず長岡、文句なし、だってこの辺から通学するとなると3年間で数千時間を通学に費やす。
それでも長高に行きたいと思えるほどの高校なんだよ。監督はね。うちの生徒たちを長高に見学に連れていったことがある。煉瓦つくりの正門のところで記念写真をとったなあ。その中に写っている一人の女生徒は長高に通った。
その子が「監督、あの時監督に長岡高校に連れていってもらって、私電気が走るような「あたしが行くところはここだ」とう風な衝撃を感じました。」と後にいったな。
勿論この子供は国立大にすすんだ。
別の日、六高とKJに連れていった。行きかう生徒たちは挨拶をしてくれたりして双方とも生徒のマナーがいいなあと思ったけれどKJは「校舎がキレイ」程度の印象だったな。
学校見学会じゃないから外からいきなり入っていって
「監督!大丈夫ですか?」とおろおろする生徒たちに
「いいか。学校に心底興味があって見に来た中学生にごじゃごじゃ言うやつなどいないから心配するな」といってどんどんはいっていった。掲示板の前に立っていたら教師らしき人が来て笑顔であいさつしてくれたなあ。
KJはレインボーから50-60人位いったけれど、同じ数位の生徒が「KJにいきたくない」といって六高にいったなあ。六高は大学受験ベースで全国平均以下の高校だけれど「いい高校だ。頭がいい。」と言う印象が依然として子供たちの間にあるなあ。完全な事実誤認だけれど今の中学の学力中央ゾーンでは六ちゃんには全然行けないからまんざら誤認ではないかもしれな。子供の印象では。それほど学力が低いということだ。
KJを子供たちが嫌う明確な理由がある。
「あそこ勉強ばっかり」
そして「部活をしたい」
この2点につきる。
「夏の開襟シャツがいや」これもあったが今度制服が変わるね!
受験を考えた時KJに行けたのにそれが嫌で六ちゃんに行った場合の機会損失は非常に大きい。1年の1学期でいやもう6月で大差がついている。ただうちにいる六ちゃんで国立に行くやつは聞くと決まって「KJに行けたけれどそれが嫌で六高にはいりました。」とか「長高は遠いから考えなかった。」という。これは基礎学力があれば六高でも地方の国立にいけるということだ。勿論自分で相当やらねばならないけれど。レインボーにいる六ちゃんは相当やらせる。意識も変えさせていくもの。でないと大学受験に歯が立たないから。
もちろん長高は学力的にダントツにいい。レインボーの生徒をみていても子供の確認試験420点が中央ゾーンと思うから370前後のKJを大きく引き離している。この中学基礎の差が大学受験に直結する。ただKJのTOP10は見事な学力のものが多い。レインボーにいる生徒を見ていても感心することが時としてあるものね。
高校は何も勉強だけでない。進学だけではない。色々な思いで進学先はきまる。
お勉強以外の魅力で言うと六ちゃんの吹奏楽やダンス部に憧れる生徒、長高という域内でのブランドや私服、KJはなにかなあ。進学指導以外なにかあるのかな・・長野へのスキーかなあ。 しかも「参考書を持って来たら学年集会だ。」などと相変わらずの警告付き。
でもあの県立交際小テスト炸裂高校にも魅力が一つある。生徒に聞くと必ず肯定派はこういう。「管理されないと勉強できないのです。わたしは」 それならいい。正解だ。それでいいところに進学したら親子ともども本望だろう。ただその管理が外れた時どうなるんだろう・・
監督

