それまでオール3で体育と音楽だけいい成績だった。小4の時初めて男の先生が担任になった。1学期の算数の試験でまぐれだと思うが突然96点で市の学力試験でTOPを後にとるような有名な秀才が同じクラスにいて、その生徒と同点だった。先生は大きな声で2人の名前と点数をあげて「おお ○△、96点だ。ようやった!」と言って下さった。先生の興奮がありありと10歳の子供心に伝わった。同時にそのクラスメイトの秀才にとっては96点が当たり前で自分には大きな変化(まぐれかもしれない)だということをありありと子供心に感じ取っていた。ただ何より尊敬して大好きでいくらほっぺたを張られてもついていっていた先生が、褒めてくださったことを誉としてそこから、その日からしっかりお勉強をした。燃えに燃えた。結局1度もその友達には勝てなかったけれど成績が全教科で劇的にかわった。それが自信になった。

きっと10歳のあの日、お勉強に恋をしたのかもしれない。初恋だろうか・・

 

 

                                                     監督