昨日、公募推薦で合格を果たした生徒のお母さんが夕方レインボーに来てくださった。
階段の踊り場から監督の姿が見えたんだろう。その瞬間お母さんが満面の笑みで
右手を大きく振り上げてガッツポーズをした。
そうだ。その通りだ。ガッツポーズにふさわしい合格だ。
本当に親孝行な娘だな。
夏にカウンセリングに来た日、この親子を見ていてよくコミュニケーションが取れてるなあと思った。母親は最初から最後まで娘を一貫して信頼していた。まさか受かるとは思っていなかっただろう。6倍だから当然だ。しかも六高の小論指導はゼロに等しい。監督も論文の指導はしたものの6倍の公募推薦を狙うような受験は非常に不確定でもろいと指摘し本試験の準備にシフトさせていた。では親は何を信じ続けたのか。それはこの娘の高校3年間の日々だ。陸上をつづけお勉強をし評点を4.8もとってきた。「なかばあきらめていても最後まで努力ができる」、そこを信頼していたのだ。
帰り際、「東京にでてあの子には思い切り好きなことをさせればいい。時には旅行もしコンサートにも行き、おしゃれもし、十二分に楽しむ時は楽しめばいい。あいつはそれで崩れる子供ではない。やることは絶対やりきる。ぜったいお勉強は外さない。」とお母さんにいったら
「はい、そのとおりです。あの子は絶対そういう点やれるこどもです。」と話された。
お母さん おめでとう!
監督

