世の中多くの速習本が出回る。 「偏差値30台から東大」とかなんとか・・

模試で結構いい判定がついてるクラスの友達や上位にいつも名を連ねる常連をしり目に

「ああどうして俺は・・」

「なんで私とこんなに違うの」

うろたえている奴に限って決定的かつ共通の原因を抱えている。

何が原因だろうかなあ???

つまりそこがわかれば改善に向かってその瞬間から大きく進むことになる。

答えは簡単だ。一つある。簡単でお金もかからず劇的に変われる方法が。

ただ高3にもなって仮にも大学受験を目指していてこうして今頃他人に言われないと気づかない状況だから、とてもお粗末なはなしけれど、まあ効くことはいつからでもやればいいから書いておくね。11月入会で全統の英語を40日間で70点増やしたのがいたから正しくしっかり変わるときは劇的に変わるもんだ。 この子の場合英語が好き だけれど点数が60点(200点満点)くらいしかとれない。文法は少しわかるけれど全く読めない。読めない理由は何か、残り時間でどういうトレーニングを積むべきか、何を読めばいいかを決めた。

つまり読めない原因をすべてはっきりさせた。何を知らないから、何をかんがえないから、なにが分かってないから読めないということを明確にさせた。そしてやるべき問題集はたった1冊に絞った。それをこなせば自分の抜けているところが埋まると信じるから気合も入ったのだろうなあ。

ただ親子とも浪人覚悟で行くと同意をとったくらいひどかったけれど。

結局2月の本試験にかけて希望大学に入った。驚いたなあ・・・

 

「どうすれば成績が伸びるか、そのお勉強の方法はどうすればいいか」

最初のお決まりのステップは

「なぜこんなにわるいのか どの科目が、どこが悪いのか」をじっくり考えてノートの書きだしてみることだよ。 ようするに愚かな事態を引き起こしている原因はわかっているのかい?

そういう自己分析が大躍進のカギなんだよ! 私立文型ならたった3教科の自己分析を、国立なら今の時点での弱点科目の分析だろう。

「なーんだ」と思うかもしれないがここが根本だよ。

監督はここ南魚沼の高3を数多くカウンセリングしてきた。英語が悪い、数学ができない 国語が弱いと相談に来るが例えば「英語のどこが悪い?」と聞いてまともに答えた生徒はゼロだ。

つまできない奴の特徴は

点数や判定の悪さだけにとらわれて悪さの原因や背景やその内容を分析してこなかったことだな。たぶんできないんだろう。その状態で毎週お金を払って模試を6連続で全員受けさせられる高校があるけれど全くの無駄。しかも今の時間はとてつもなく惜しい。要するにいい成績にもっていきたければ

悪さ加減の自己分析こそが成績UPのスタートだよ。

南魚沼市一帯に広がる畑で例えると、土はあるけれどカラカラ 肥料が全くない 雑草だらけ 風向きがわるい 日が当たらない 種が悪い 水が悪い となりに化学工場がある・・だからいい野菜、うまい野菜、健康な野菜が取れないとする。その悪さ加減をシッカリつかめば、即やることやれることが自分なりにみえるだろう。

まず雑草をぬき、土を起こして耕し、水をやり、肥料を入れ、そして奮発して健康ないい種を入手してまき、それから毎日1日も欠かさず管理する。何とか育てと24時間畑のことばかり気にして、気にかけて、気を入れる。そして工夫もする。よりよくなろうと努力を積む。

日が当たらず風向きは悪いのならそういう条件下でも強い作柄を調べるだろうし、最悪、

隣りの化学工場が原因ならそいつらを訴えて同時に引っ越しを目指す。

畑で自然を相手に苦労をするわけでないんだ。お勉強は、受験は自己完結できる正直でシンプルな戦い(ゲーム)なんだよ! 

                                                     監督