中学生のある親に手紙を書いた。

「こういう成績ではレインボーに来る意義がありません。お金も時間も無駄なので同封のコメントを本人に見せてあの子がどう考えてるか確認してください。もしどうしてもレインボーを続ける、頑張るといえばその時は私もできる限り時間をとって一緒に走りますから継続させてください。その意思がないのであれば辞めてください。」

普通、塾はお金目当てにやっているのだろうからこういうやり取りはしないかな?

レインボーもお金をきっちりいただくけれど、大義がない時は覚悟ができた対応をしてきた。判断基準子供の未来とやる気の確認だ。いくら子供の出来が悪くても必死でついてくる子どもは救う。そうでない場合は受けないし今回のような話に進むこともある。だからうちにこれまで来た数百人を超える子供たちで成績が変わらなかった子供は一人もいない。激変する。こっちがさせるのではなく子供が変わっていくからだ。

 

このお母さんは数か月前から「もうやめなさい」と話をしていたという。今日監督の手紙を子供に見せて親子でじっくり話をしてくださったそうだ。

そして本人が「どうしてもやりたい」と言ってくれたそうだ。

だからお母さんは「期末の試験まで本人の姿勢を見てそこで最終的に決めます。」という。

監督はとてもうれしかった。子供が目の前にいたら抱きあげたかもしれない。

ここからもう1度スタートを切るんだ。もう後がないんだからここで踏ん張らせるんだ。何回か反転するチャンスを本人の怠惰で流してきた。覚悟をきめてしっかり毎日つみあがれば定期試験ごときの点数は簡単なことだ。要はやる気になるかどうかなんだ。

そのやる気が「競争エンジン」を動かしお勉強馬力を加速させる。

それは子供にとって生まれた初めての成功体験を産む。幼少の頃のそれではない。大人になってもどこかで踏ん張れる、忘れることのない原動力になるんだ。 つまり目標を自分の努力で勝ち取ったという成功体験からくる自信だ。 そういう子供の未来形成にかかわっていきたいな!

                                                    監督