去年卒業した六ちゃんが来てくれた。嬉しくておもわずハグしたとき監督の両手がシッカリ「おかえり!」と言っていた。 この生徒とはつい半年前まで毎日のようにお勉強をした。元旦も2人でやった。実は国立を当初狙っていたが3年夏に難関私立で哲学をやりたいと志望をかえた。肝心かなめの入試の日、体調を崩し試験会場を出ようかと思うくらい苦しんだ。実力はあるからセンターでA判定をとった公立大を難なく勝ち取った。

 

監督は卒業生がこうしてきてくれると超うれしいわ!

そして「知らないことを一杯勉強できて面白いです」と聞くと拍手したくなってくる。

 

去年のセンターは国語が厳しかった。この生徒は六高でTOPの成績だった。数学も文系にかかわらず非常に強かった。弱点の英語を補強し難関私立の哲学科を英数国で狙った。英語は実力より低めの結果で150点だった。3年春に入会したとき、「監督に見せられなかった」と後日言った、2年2月のベネッセの英語は16点だった。それが10カ月で160程度まで伸ばしたんだから地力があった。それでも本願の私立をとれずに残念ではあっただろう。全てが終わったころ1週間も寝込んだものなあ。しかし今の大学は専門性が高く国家資格を高い確率で取れるため監督は親にも本人にも非常にいい進学をしたとエールを送った経緯がある。この子のゴールも明確で心理学、子供、カウンセリング、保育のいずれかから就職も含めて資格の優先順位を決め始めている。

 

家まで送っていって帰り際もう1度車の窓を下ろしていったんだ。

「○○△はすごい地力があるんだよ。この道と決めてこれを専門的にみがくときめたらなんでもできるから。国家試験もわけない。自信をもってお勉強しなさい。学生なんだからお勉強だよ。」

笑顔で大きくうなづいて監督の車が見えなくなるまで家の外で見送ってくれた。

 

高3の時も魚沼丘陵駅まで送っていくと電車の時間が迫っていても監督の車が見えなくなるまでいつも動かなかった。それを思いだしたよ。つくづくいい生徒にであったと思う。

成功してほしいと思う。

学びに目覚めて知るよろこびに浸ってほしいと思う。

お前がレインボーを選んでくれてここで学んだことを誇りに思っています!

 

 

                                                     監督