物事を進める時手順がある。一言連絡をすることの配慮や、相談をすることの大切さは人と人とのかかわりで最も大切なルールであり思いやりだろう。それを感じないある生徒(もちろん退会させた)のことで監督はカンカンになっていた。その時たまたまCDから流れた ♪カッシーニのアベマリア♪ のおかげで気持ちが和んだが、100人以上指導してきて六ちゃんに長年抱いてきた好印象が少し揺らいでいた。

ちょうど時期を同じくして別の六ちゃん高3が入会してきた。

 

 

今日も夏の高3英語集中が終わって帰り際、クラスでおやつに出したセブンでは最高級アイスクリームの袋をこの子は自分が1番ゴミ箱に近いからだろう、全員の分を回収して捨てている。ほかの生徒たちが自分のごみを手渡す際、思わず

「あ!ありがとう!」とありがとうの前に「あ!」がつくんだな。

コンビニや銀行で連呼される「ありがとうございました。」の反対に位置する究極の「あ・ありがとう」なんだ。本当の感謝が言葉にでているんだ。

このブログを読んでいる若者たちよ。そこを感じてほしい。

監督は生徒に配るコンビニで売っているような安物のアイスは口に合わないから食べないけれどもしアイスを食べたとしたらあの子は監督の袋も笑顔でさっとかたづけてくれるんだなあと想像したらアイスを食べたくなっちゃったな。

 

いい娘だ。本当にいい子だ。

「ああやっぱり六ちゃんは学力はないが(事実)、常識ややさしさはしっかり持ち合わせているなあ。」と監督の胸に燦然と輝く六高のイメージをしっかり彷彿させてくれる女子だった。

お勉強はまかせなさい。必ずいい春を迎えさせるから。

                                                       監督