大和中でも六中でも毎年のことだが今になってまだ中3のある部活は続いている。子供が連日続く終日の練習とレインボー中3夏期講習の間で苦しむ。

「中3夏期講習10日(30時間)のうち6日しか来れません。」と予定表にマーカーを入れて持ってくる。そうなると31時間のうち12時間にわたり受講できない。しかも間をあけての受講となる。

そんなことで効果が出るはずないだろう。集中講義の意味がないだろう。

「なんだこれ? 部活に合わせてレインボーの夏期講習を受け、受けれない日をどうしましょうか?調整できますか?っていうことか。」

「・・・・・・・」

「お前たちがお勉強か練習かどっちに軸足を置くかの問題だろう!」

部活を終わって受験に向かって気合と緊張感たっぷりの他の生徒たちは気の毒そうに横を通り過ぎる。

 

レインボーに入会するのは希望高校に入りたいためで、「お勉強をしっかりやります。」という決意のもとに来ているはずだ。そしてうちは毎年希望する高校に100%合格させている。だからこの手の話に妥協しない。 本人のためだろう。

学校は子供のなにが1番大切かを無視した間違った施策を踏み続けているだけだ。

 

そうしたら翌日一人が「出れるようになりました。」と言う。

「どうしたの? それなら他の奴も出れるだろう。何でいないんだい?」

「お母さんに学校に電話を入れてもらいました。」

 

子供が苦しんでいる。親の出番だ。おかしいことを許してはいけない。子供の将来がかかっている。当たり前に考えていることが往々にして大間違いだということが学校には多いとおもう。部活はその典型だ。中3が夏休みに入って終日練習に通う必要はない。大会等の事情があるなら半日とか部活内での補講とかそこをまず考えてしかるべきだろう。

お話にならない。部活で高校に行けるのならそれでいいが。

 

何が悔しいかというと夏期講習に合わせて入会してきた連中が毎日目を見張るくらい進化する。どんどん良くなる。この局面でこれない生徒は大きく差をつけられてしまう。1日でも決定的に変わるんだ。

つまり受験の成否にかかわる。

                                                    監督