そいつは180CMくらいある。高3だろう。いい顔つきをしている。かっこいい若者にみえた。
しかしかっこ悪かった。あんなのもいるんだ。
小テスト用の暗記メモを両手に3枚もってあるいていた。A4とB4を折りたたんだもの
体が大きい 暗記メモもその図体の両側の広がる
歩道の中央をあるく
広い歩道が完全に体と両側に広がる紙で占拠されている。
人はこれを勉強熱心とは言わない。
異常という。
だからかっこわるい。 朝から。
よけながらすれ違う浦佐小学校のみなちゃまに申しあげたい。
「道路でお勉強したらだめだよ。あぶないよ。まねしちゃだめだよ。」
すると小学生が答える。
「全然心配ないでーす!。 お勉強大嫌いだからね。でも高校へは行くけれどKJには絶対行かなーい。」
そうかあ・・もう決めているのかあ・・これが競争率低迷の原因なんだ。
そういえばほんの15分前、自転車で登校する鈴と正門前ですれ違った。
大きく手を振ってくれた。笑顔 笑顔 笑顔
いい朝になった。
鈴、ありがとう!
監督

