監督の母系の大叔父様がかの有名なベートーベンであることはレインボーの生徒なら誰でも知っている。実はもうひとりヨーロッパにいる。アルフレッド大叔父様だ。監督が生まれた時はすでにお亡くなりになっていたが、監督のおかあさんはフランスで暮らしていた少女時代、何回かひいおばあちゃまに連れられてストックフォルムまで会いに行ったそうだ。昨日その大伯父様の夢をみた。

夢の中でその大おじ様が聞くんだよ。

「私だよ。ひいひいおばさまに似ているなあ。きみを見ているとつくづくそう思うよ。君は今日本に住んでいるそうじゃないか。なんでも雪のふる新潟の浦佐というところにいるそうだね。私は生前アジアのいろんな国から招待を受けたんだけれど日本へは行く機会がなかったんだよ。

ところでこの間たまたま耳にはさんだけれど、君の町で私の名前を勝手に使ったプロジェクトが行われているそうだ。君なんかその件知っているかい?何かわかったら教えてください。私の名前を冠するものだから知らないというわけにもいかないし、気になるから。じゃあお元気で。」

 

アルフレッド大伯父様の名前かあ・・

ここ浦佐で不敵にも世界で最も高名なおじさんお名前を使うプロジェクトがあるなんて。信じがたい・・・949-7302だよ。郵便番号9だからねえ、ここは。

ばれないとでも思ったのかなあ・・身の程知らずというか日本の恥だ。だけど一体何だろう?

夢の中で考え続けてとうとう目が覚めた。

あ!わかった!あれだ!

ノーベルプロジェクトだ!

 

新潟県立南魚沼学国際小テスト炸裂高校でおこなわれている

KJノーベルプロジェクトに違いない。

 

困った。今晩大伯父様が夢で出てこられても説明できない。英語の問題でなく、意味が分かってもらえないと思う。Notable or Noble Best Beneficient Leaderを育てるための基金だとあの高校が言っている通り訳して説明しても、たとえおじ様とは関係ないといったところで

「それでは、どうして私の名前とサウンドがかぶるんだい?洒落か。ごろ合わせかい?」ときかれたら

なんて答えよう。

「とんでもない 伯父様のことではなく

実はNothing Better than last の間違いでした。」と言って逃げよう。

たまたま頭文字を日本語にあるカタカナ読みしたかっただけですよといってごまかそう。

 

それにしてもさすがだ。小テストだけでなくこういうところにも強い特徴が出現している。

このプロジェクトの予算もきっとすごいんだろうなあ。まさか海外研修に5万円とかTOEFL受験料に1万円なんていっていないだろうなあ・・・ちなみにノーベル賞は大体1億円から1億1千万の賞金だという・・未来あるNotableな若者を育成するためにはお金を惜しんでは事はなせないからなあ。

 

眠たくなってきた。早く寝てアルフレッド・ノーベル大伯父様にご報告しよう。

 

                                                    監督