監督へ
「ご無沙汰しております。
御元気ですか?
(中略)
毎日学校が本当に楽しいです。
今まで知らなかった分野に惹かれることがたくさんあって、
こちらで女子会を開くときはぜひすっ飛んで来てください、会いたいです!」
国公立にすすんだものは必ずと言っていいほど
「楽しい!」という。
なぜかは監督にはわかる。
学生のレベルが揃っているからだ。自分と同じくらい多岐の科目にわたって高校の履修内容が把握されたうえで受験に勝ち抜いたものが少人数集るからだ。大学に入って堂々と高校の補習をするような3流私立と決定的にその質が違ってくる。
税金投入の国家プロジェクトだからだ!
この生徒には大学4年間、思い切り勉強にのめりこむよう卒業前に話した。
「はい!」としっかり答えたよ、あの日。
卒業生からこういう連絡をもらうと
「大学受験は未来の扉だ」とつくづくおもうなあ。苦労をさせたけれど成功した。
よかったね。思い切り掘り下げなさい。お勉強を。そしてしっかり語り合ってください。友と人生を!必要だと判断したら大学院にすすみなさい。あんたの親はOKというだろうから。
女子会はぜひ誘ってね。あたし何を着ていこうかしら?
御馳走しないといけないな。
あてにせずに待っているよ?
監督

