返事でどこの高校かわかる。
監督「…先月渡したやつ・・アレ終わった? 見せて・・・監督分析したいから」
六ちゃんA「まだ終わってません」
六ちゃんB「全然終わってない…やってない・・・・」とびっくり顔
六ちゃんC「どれのことですか・・あ あれ?」と応える。
一方、課題を監督が聞かなくても、授業の最初に必ず机の上におくKJ生
先週その一人に
「なあ ●●よ 殆ど自由な時間がないだろうけれど辛くないかい?たまに暇な時間ができた時何をするのかな?」と聞いた。
しばらく考えて
「ドラマをみます。」と答えた。
「毎日自宅で何時間お勉強をするの? 4時間は強制させられてるよなあ、あの川の向こうの高校は・・・」
「最低5時間はします。すごい課題が毎日出るのでそれくらいかかってしまいます。」
「じゃあ、今夜もこれから帰ってやるんだ。」
その生徒は微笑んで無言でうなずいた。やさしいんだよこの生徒は。監督はなんかこの娘の時間を奪って悪いような気までした。
「じゃあ12時廻るなあ 朝も早いんだろう どうやってお勉強の時間を作るの?」
「睡眠時間を削っています。毎晩1時までは勉強をしますから」
目標が高い。意思が強い。そして自分の課題とその道程を把握できている。KJという環境下の影響もおおきい。ただそれならKJ生は長高やケンタカを凌駕できるはずだが遥かにおよばない。究極、受験は個人勝負だからこの子の地力と環境を活かせる(KJの場合はその愚かな量につぶされない裁きの)の術によるのだろう。
敢えて一ついい話を付け加えないといけない。昨日のことだ。
監督の机の上に一つの英文法問題集がある。
ほとんどわかっていないから赤の訂正で真っ赤だ。しかし六ちゃんで一人だけ期限通り問題集をやりおえてしっかりカバンに詰めてもっていた。これは実は高2レベルの文法問題集なので今の時点でできなくていいんだ。とにかくやってみることがこのタイミングで大事だったんだ。別の読解問題集はほぼ完ぺきに終えていた。だからこいつには次のレベルの問題集を来週わたしてやれる。こういうステップを踏む時、監督はとてもうれしい気分になれるんだよ!
こうしてきちんとやる生徒も六高にいるんだ。こいつは難関国立を目指している。「六高からこれまで何人が行っているとおもってるの?まず届かない。まず無理。そんなあまいもんじゃない。並大抵じゃないんだ。」と厳しく言ったけれど、そい言いながら監督は「一緒に走ろう」と思ったな。
この真剣さ,直向きさならひょっとするかもしれないとおもったな。少なくともKJの半分より1年の今の時点で上だから国立を目指してあたりまえかもしれないんだ。ただ六高生は自分で管理して全国の受験生を意識して進まねばならない。
いずれにせよ、長高でもKJでも六ちゃんでもレインボーにいる限りどこにも負けないレベルにもっていく。生徒が真剣にやりきるのならば。
監督

