みんな元気かなあ・・・

雪の中、週末もなく毎日のようにレインボーに通った冬、あれからほんの2か月が過ぎようとしている。十数名いた生徒たちの半分が今も大学受験を目指しレインボーに残ってお勉強を続けている。あとの子供たちとはもう会うこともないだろう。昨日電車の中だ一人見かけたが敢えて声をかけるのをやめておいた。携帯電話に熱中して降りるのも忘れる位だったから。

 

KJ生達は小テストの洗礼をうけて顔色が変わってしまった。たった2週間でそうなった。

「お勉強馬力」がレインボー生歴代でTOP3くらいの女子がいてこの娘だけ明るく変わらない。しかしこれは例外だ。別の生徒で5月までレインボーへの復帰を見送っているものさえいる。一方六ちゃんたちは雰囲気に何ら色が出ない。なんのプレッシャーも感じない日々が始まったということだ。部活に入り「通えません」などというものもいたり、再々教科書や辞書を忘れたり、ここ「南魚沼市内2年8か月後大学受験生」の間で大きな意識の差と緊張感のあるなしが毎年こんなふうに繰り返されている。

 

地頭も能力もこの2校の生徒たちは中学卒業の時点であまり差はないのが大体数十名はいるだろう。KJの上位の10人はスーパーな子供が多いが、それ以下は六ちゃんの上位10人の方がスタート地点で地力は上だと思う。ただ3か月もしないうちにもう決定的に離される。日々と週末のお勉強量が10倍くらい違う。3年間でその受験勉強量はKJ生全員が完全管理下で平均的六高生の「受験のためのお勉強時間」の100倍以上をする。

 

今年の2月時点で新2年生の英数国の3教科の模試の平均点はKJが170程度、あれだけ勉強させてその程度だからなにかおかしいけれど。しかし驚いてはいけない。同じ全国模試で六高は120程度しかない。300点満点だからひどい出来だ。模試の業者が「素晴らしい、国語がいい、一体六高の指導は何をしたんですか」と絶賛してくれましたとうちにいるKJに全然負けていない女子から聞いたけれど、現実は1年でここまで開いてしまうんだ。

 

誤解のないように言っておくけれど2つは別の高校でそれぞれの目的や生徒の志向も違うから差があっていいのだけれど、監督が言いたいのは多くの六高生が大学受験を目指し、全国平均すれすれかそれ以上の大学をぬけぬけと希望するんだ、ほぼ例外なく。自らの学力を顧みず国公立希望も数十人は出てくるよ。

だったらこの差は見過ごせない。少なくともうちの生徒は六ちゃんと言えども「六ちゃんの日々」は送らせない。進学が第1の目標でレインボーにいるのだから2年8カ月間頑張ってもらわないと本人がドエライ後悔をすることとなる。だから受験は57万人一斉の勝負なのに、1か月か2か月で同じ南魚沼市内で負けちゃってどうするんだよ!

そういうことを始めに言っておきたいんだよ!

そういえば「監督、部活の練習が週7日あるのです。レインボーンの授業時間にこれません。どうしましょう」と先週部活の現実を知った六ちゃんが相談に来たなあ・・・ふー。

                                                       監督