何点取れとか、国立にいけとか、順位がどうのこうのと子供に問う前に、親としてこどもの今の学力とこれまであなたが自分の子供に培ってきたお勉強馬力をきっちり把握していますか?あなたのこどもだよ! なにも分かっていないから今の点数に一喜一憂したり、せっかく合格しても心から子供の成果を喜べない。愚かなのはお勉強のできない子供ではなくて、子供の学力とお勉強馬力を把握できていない親の方かもしれない。

 

もう何年もまえの話になるが十日町高校の男子と母親がやってきて1時間も2時間も相談を受け帰り際、お母さんが「この子を信じています。今の成績の原因もわかっております。いざやるとなればきっとこの子は休まず弛まずやれる子供だとそこは親ばかですが信じています」と言い切ったな。

子供は少し驚いたように見えたが、真っすぐ前を向いて監督から視線をそらさなかった。

入会して最初の個人授業の日、

「この間おかあさんがお前の事何と言ったかおぼえているよな。」

「はい!」

「お母さんがお前を信じているといい切ったな。いいお母さんだよ。お前のことをわかっていなけりゃああは言えない。」

その男子はその日からやりきった。やりとおした。1回も隙を見せなかった。英語の点数は激変した。その後妹もお母さん自身もレインボーの生徒となってくれた。監督はね、ああ云う親子がレインボーにいたことをとても誇りに思う。

 

今年の話だが運動ばかりで3年夏まで一切勉強をしてこなかった中学生がいる。

✕△高校に行きたいとカウンセリングでいうから

「無理です。」

とお母さんにいって断ろうとした。

するとお母さんは間髪入れず

「ちょっとまってください!この点数を見ればおっしゃる通りです。ひどいです。ですがこれまで運動一本で帰りは毎日11時ころ、一切勉強をしてこなかった。夏休みで引退し目標を進学に定めてその途端すごい勢いで勉強をし始めました。2学期の定期試験も突然倍以上の点数をとってきました。たとえ間に合わなくとも親としてこの子がここまで真剣になったのだから後悔のないように思い切りやらせてみたい。その一念です。」

と言い切ったな。同じだよ。子供を信じているというよりこどものお勉強馬力をある程度つかんでいるんだ。自分の子供だから当たり前? 中々そうはいかないから今日これを書いている。

頑張り続けるこの生徒に監督はね、こう聞いた。

「ここまで量をやらされて、わからないところだらけで、中々うまくいかず、辛いか?」

「いいえ。運動をやってる頃の方がきつかったから何とも思いません。」

それをきいたとき時、カウンセリングの日に母親が監督に言った

「この子を信じて責任を持たせて悔いのないようにやらせたい。」

と言う言葉をおもいだしたんだ。

来週入試だがこの親子にはいい春がすぐそこだ。そう信じる。

 

この2組の親子、ともに親が子供の「お勉強馬力」をつかんでいるいい例だと思う。

監督