今日は新潟県高校入試の倍率の発表だった。
それぞれの子供たち、それぞれに大きな衝撃、不安、喜び、焦り、そして迷いが巻き起こる。
そんななかうちのある中3男子が授業前に待っていたかのように監督のところのきてね、
「監督、俺高校を○✕に変えようと思うんですが・・」
「倍率のこともありますが、それよりずっとこのところ考えていたんですが、高校に入ったらうちの家は母親を助けないといけないから・・・すこしはアルバイトしようと思っているんです。○△高校の方が働く時間が取れるから俺そっちにしようかと・・・監督いいですか」
本人の考えがどれくらい深いか、今回の倍率発表がどのくらいのリスクを含んでいるか、それを考えさせるためにいくつか質問をくり返してそれからこういった。
「お前の気持ちは真っすぐでまっとうだよ。それでいいんだ。勉強だけはこれまで通り続けるぞ」
「はい!」
監督はそういいながら泣けてきた。声が震えてそれ以上話が続かなかったんだ。他の生徒たちはだれも気づいていないが・・・
お母さんと妹と3人家族、高校に行かせてくれるお母さんのために少しでも自分が働かないといけないとこいつはずっと前から考えている。お母さんもこの息子のやさしさを重々知っている。年末も特別授業を受ける際、こいつが
「おかあさん、おれのお年玉をつかっていいからこの講義をうけさせてよ」と言ったとお母さんから聞いた。
母と息子、この子の強さもやさしさもそして清く深い素直さもすべてお母さんが苦労をしてこの息子に心血を注いできた証。
きっといい春が来る!きっと見事な青年になる!
監督はお前を尊敬してる。

