今夜も星が落ちてきそうな南魚沼の夜。
秋風が膝を巻く。
パジャマを長袖に変えた。
寒くなってきたなあ・・
窓の外では寂し気に鈴虫が鳴き続ける。
夜のとばりが下りても
眠れない夜がつづく。
昨日夢を見た。
グラウンドを自分一人何週も何週もひたすら走っている夢だった。
なにか追われれいるようで後味が悪い。
夢にまでプレッシャーをかけられているようだ。
来週から定期試験が始まる。
受験勉強もしないといけないというのにまったくせつない仕打ち。
でも赤点をとるわけにはいかないから・・・
真夜中過ぎに突然コンコン…コンコン
誰かが窓をたたく きっと風のせいだろう。 ここ南魚沼にしては夜風はめずらしい。
コンコン…コンコン・・
誰だろう?
ここちよいリズムが続く。
コンコン・・コンコン・・コンコン・・・
そのうち「コンコン」が
「テンテン…テンテン‥・点点・・・点点」に聞こえ始めた。
ああ 点数がほしいなあ・・
もう寝よう。

