この男子は小6の時から英語をおしえたんだ。お兄ちゃんとは違って無口でそれでも愛想のあるこどもだった。
中学1年1学期から英数国ともほぼ満点でスタートし3年間の平均は470以上あったように思う。何より「いいな。他の子供とはちがうなあ。」と思ったことは、基本文を説明するときいつも監督は余談交じりに勝手な例文をつくり印象つけるんだ。「●×塾はレインボーより数倍お菓子をくばる」とか「よしこちゃんはとてもみにくそうだ」とか・・子供たちはみんなどっと笑うんだけれどそれで終わってしまう。ところがこいつは笑うというよりいつもうなづいて「あ!なるほど」というBody Languageが何百回となく伝わってきていた。そして「書け」という前にしっかりすべて逃さずノートに書いていた。だからこいつは中学3年間1番前の真ん中に座っていたのだよ。監督は席は決めないから。そういうこと縛らないから。
なにより「先が明るい!」と確信したのは中2の3学期だった。レインボーは中2の12月に確認試験対策をはじめる。
毎年監督は生徒のレベル別に5教科の実力問題集をわたしそこから入試まで毎週チェックをしつづける。多い生徒になると20冊以上こなす。これが中々生徒たちには大変。学校で新研究をやらされるのとレインボーで監督が個別に1年以上チェックするのと全然負荷も効果もちがってくるからね。
やれ運動会の準備とか定期試験とかなんやかんやで殆どの生徒は提出がおくれたり5冊揃わなかったりするわけだ。無理もない。問題もずいぶん難しいものもあるし5冊だからな。
ところがこの男子は中2の12月〜中3の卒業まで一回も怠ることなく5教科の指定量を完全にこなしたんだ。しかも白紙解答をせずにきちんと書き込み答えわせをしつづけた。すでに大和で1番の子がこれをやるとなるともう他は勝てない。たまには定期で順位が1番でないこともあったけれど実力試験をさせればもう文句なしだった。「あーこれは伸びるわ」とおもった。監督のよく言う「お勉強馬力」が全然違うんだ。だからまわりほどこいつはお勉強がつらくないんだよ。速い球をうったり重いバーベルを平気で上げることとおなじさ。それで毎日トレーニングを欠かさないとなると「先は明るい」わけだ。
こいつのいるKJ生たちは毎日執拗に続く小テストや定期試験に苦しむ。しかもなかなか模試で成績が伸びない。そういう中おそらくこいつのような生徒が数名だけれどあそこにいてあまり勉強に苦しむことなくどんどん駆け上がっていくのかもしれない。
成功をいのる。いまお前のめざすみちのくの難関校こそお前の未来のために用意されているようなものだ!
監督

