2年と半年後の大学受験を目指し、高い志を秘めてがんばっている生徒がいる。
始めのころ指導をしていて単語の弱さとか基礎文法のなさとか悪さ加減があぶりだされるたびに
「あのお・・どうすればこういう××の問題点を一気に解決できますか? △●をやろうとしているのですがこういうことで改善しますか?」と言う風な質問をしてきた。
少しはヒントを言うこともあったけれど、監督は基本、まともにこたえなかった。なぜかと言うと
「こいつ、焦っている。」と診たから。
それから3か月が過ぎようとしているこの頃、これまでのような愚かな質問は一切影をひそめてしまった。
こいつは今の弱みと課題、そして今やらされていることの目的を実はかなり正確に把握できている節がある。だからこのところこれまでのような愚かな質問を一切しなくなったのかな。
先週「おい、このペースで行ったらこの一冊が終わるのは秋後半になってしまうなあ・・・」
といったら、笑顔になって
「はい。でもできる限り週末も来て一日でも早く終わらせればいいなあと思います。」とだけ言った。
監督はね、ずいぶん変わったなあとうれしくなって
「時間がかかったってかまわないから。まず1年の今、お前にはこれなんだよ。この1冊が頭にはいればフレームができるから」とだけ言った。
この生徒の強み、それは今学んでいることの目的と先に何が待っているかをかなり正確につかめる能力、少なくともそれをつかもうとすることではないかあ・・・
監督

始めのころ指導をしていて単語の弱さとか基礎文法のなさとか悪さ加減があぶりだされるたびに
「あのお・・どうすればこういう××の問題点を一気に解決できますか? △●をやろうとしているのですがこういうことで改善しますか?」と言う風な質問をしてきた。
少しはヒントを言うこともあったけれど、監督は基本、まともにこたえなかった。なぜかと言うと
「こいつ、焦っている。」と診たから。
それから3か月が過ぎようとしているこの頃、これまでのような愚かな質問は一切影をひそめてしまった。
こいつは今の弱みと課題、そして今やらされていることの目的を実はかなり正確に把握できている節がある。だからこのところこれまでのような愚かな質問を一切しなくなったのかな。
先週「おい、このペースで行ったらこの一冊が終わるのは秋後半になってしまうなあ・・・」
といったら、笑顔になって
「はい。でもできる限り週末も来て一日でも早く終わらせればいいなあと思います。」とだけ言った。
監督はね、ずいぶん変わったなあとうれしくなって
「時間がかかったってかまわないから。まず1年の今、お前にはこれなんだよ。この1冊が頭にはいればフレームができるから」とだけ言った。
この生徒の強み、それは今学んでいることの目的と先に何が待っているかをかなり正確につかめる能力、少なくともそれをつかもうとすることではないかあ・・・
監督

