アンの高校に行きたい宣言から1週間が過ぎようとしているな。

「ところでエアンはいくつですか?」
「私は一つだ!」
「そうじゃなくて年齢だよ。」
「年齢はない。」
「じゃあ17歳ということにして高校2年生か・・」
「どこがいいですか?」
「そこが問題なのね、南魚沼には高校はあるけれどいいところがないんだよ。」

「この間監督がはなしてくれた国際じょんがら高校はいいのですか?」
「あのねエアン、じょんがらでなく情報だよ!国際情報高校だよ。新潟県NO1頭がいいすごい高校なんだよ。」
「本当か?」
「うそだ!」

「監督、その国際情報とはどういう意味ですか?」
「英語が話せないのに願望で国際、情報化の時代だからそれにあわせて流行りで命名したのかな、良く知らない。この国はいたるところに国際という名前の学校があるよ。」
「生徒たちはどういう毎日を送っているのですか?」
「一言で言うとかわいそうだ。」
「制服の趣味が悪いからか?」
「そうじゃないよ。あんな制服でもエアンが着ると周りは振り返ると思うよ」
アンは嬉しそうににっこり。その笑顔は夏のアイスクリームだ。爽快にさっと溶けて人を潤す!

「では理由は何ですか?」
「理由?つまり時代錯誤ということかな・・生徒はしっかりしている。レインボーにいる生徒を見ていると100%いいね。」

あ、ごめんエアン、次のクラスが始まる。お昼寝のときもう一回出てきてよ。待っている。
「おう」
「おうでなくてハイ」
「はい!」
                               監督