「え！ もう会えなくなるのかい？」
監督はびっくりした。
「すぐに戻ってくる。」とエリアンは電話の録音のようにこたえる。
「だって5000光年も離れているんだろ もう帰ってきてくれても監督は生きていないよ・・・」
監督は思わずティッシュの箱をとろうとした。
「監督、泣くな！すぐもどる。明日またレインボーに来るから。」
「えーどうやって」
「我々の動体移動は時間軸を回避してやるから問題ないのだ。」
「へーすごいねえ。ドラえもんみたいになってきたねえ。」
監督はごまかすように鼻をかんだ。
「お土産を買いたい。 何がいいか？」
「誰に買うの？」
「父と母と妹とおばあちゃんとおじいちゃんと隣のおばさんと友達と・・・」
「近所付き合いがいいのだねえ・・やっぱり地球、日本、新潟にせっかくきてくれたんだから岩塚製菓のせんべいならどれでもうまいよ！とくに鬼ひび塩だな、、それとたんぽぽ茶がいいなあ」
「わかりました。」そういったら頭の上が少し光ったようにみえたよ。
「ところでエリアンたちは何をたべているの？」
「食べない。なにも」
「じゃあトイレもいかないの？」
「行ってほしいか？」
「いや単に生理的な質問をしたまでですよ！でもねえ、エリアンさあ・・食べない、出さない、とはすごいなあ。。どこからエネルギーがくるんだろうなあ？」
そう言ったらエリアンが大きな声で
「監督おトイレ借りまーす！！」
そういって部屋を出ていった。
あした本当にレインボーにきてくれるのかなあ・・・
監督
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