監督にGrantというアメリカ人の親友がいる。アメリカで2カ月弱世話になった。ある晩大学の寮のへやにきて「明日漢字の試験が200語あるのでおしえてくれ」と言う。監督はその時大学生3年生だった。
「何、どういう漢字?」と聞くと
「JITUZONSYUGI」と来た!
おどろいた。意味も聞かれた。日常会話でもぎりぎりなのにどうやって英語で説明できるんだ。そもそも日本語でも説明できない。今でも無理だ。
引率の早稲田の教授から「彼はスタンフォード大学生の中でも飛びぬけている。」と聞かされていた。いくらスタンフォードで東アジア専攻といっても・・・もう感心と言うより驚いて声も出なかった。翌日また部屋にやってきて答案を見せてくれた。96点だった。彼にとっては当然らしい。
単位取得を早めるためどんどんコースを受けていたようだった。
彼はその後ハーバードのロースクールに進んで弁護士になった。20年近くたって日本のやってきて銀座にある法律事務所のパートナーで3年ほどいた。当時監督は大手町のジャパニーズサラリーマンで彼に頼む案件などとても持ち合わせてはいなかった。幼馴染のような関係だからあったときは銀座で人目をはばからずにお互い抱き合って喜んだ。その時「ああどんどん立派になっていくんだなあ・・」と直感したなあ・・・軌道が違うとね。
身長は190を超え、ハンサムでべらべらしゃべらない。ただ監督の話を聞いて笑っている。日本語はペラペラだけれど何時も英語で話をしてくれた。勿論漢字も監督よりかけたはずだ。「お前の字は丸っこくてへたくそだ。」といったらパンチをくれたな。
彼は監督に「お前ほど面白いやつはいない。どうだいコメディアンにならないかい。きっとステージにたてるよ。」学生の時何回もそういわれた。少しうれしかったなあ。真剣にそう言ってくれたんだ。日本であったときもその話になった。でもねえ。見知らぬ不特定多数を無条件で笑いに巻き込む技は心理学的にも文学的にもそして芸術的にも卓越したものにちがいない。監督のスキルはせいぜい日本語でレインボーの中3を爆笑させるくらい。それが身の丈です。
いまGrantはアメリカだ。5年前にスタンフォードに戻ってMBAをとっている。えらいよなあ。監督なんていったん無くしたゴールド免許をとりもどしたくらいだものなあ・・・
Grantとずっと
友達でいよーっと!!
監督

「何、どういう漢字?」と聞くと
「JITUZONSYUGI」と来た!
おどろいた。意味も聞かれた。日常会話でもぎりぎりなのにどうやって英語で説明できるんだ。そもそも日本語でも説明できない。今でも無理だ。
引率の早稲田の教授から「彼はスタンフォード大学生の中でも飛びぬけている。」と聞かされていた。いくらスタンフォードで東アジア専攻といっても・・・もう感心と言うより驚いて声も出なかった。翌日また部屋にやってきて答案を見せてくれた。96点だった。彼にとっては当然らしい。
単位取得を早めるためどんどんコースを受けていたようだった。
彼はその後ハーバードのロースクールに進んで弁護士になった。20年近くたって日本のやってきて銀座にある法律事務所のパートナーで3年ほどいた。当時監督は大手町のジャパニーズサラリーマンで彼に頼む案件などとても持ち合わせてはいなかった。幼馴染のような関係だからあったときは銀座で人目をはばからずにお互い抱き合って喜んだ。その時「ああどんどん立派になっていくんだなあ・・」と直感したなあ・・・軌道が違うとね。
身長は190を超え、ハンサムでべらべらしゃべらない。ただ監督の話を聞いて笑っている。日本語はペラペラだけれど何時も英語で話をしてくれた。勿論漢字も監督よりかけたはずだ。「お前の字は丸っこくてへたくそだ。」といったらパンチをくれたな。
彼は監督に「お前ほど面白いやつはいない。どうだいコメディアンにならないかい。きっとステージにたてるよ。」学生の時何回もそういわれた。少しうれしかったなあ。真剣にそう言ってくれたんだ。日本であったときもその話になった。でもねえ。見知らぬ不特定多数を無条件で笑いに巻き込む技は心理学的にも文学的にもそして芸術的にも卓越したものにちがいない。監督のスキルはせいぜい日本語でレインボーの中3を爆笑させるくらい。それが身の丈です。
いまGrantはアメリカだ。5年前にスタンフォードに戻ってMBAをとっている。えらいよなあ。監督なんていったん無くしたゴールド免許をとりもどしたくらいだものなあ・・・
Grantとずっと
友達でいよーっと!!
監督

