自分の物語を作るチャンス 物語が始まる日
それが合格なのにわかってないなあ・・・・

一つの物語 中学生編
私は15歳、ロボット工学の道に進みたい。誰が何といっても笑われたって心の中で確信がある。行きたい大学も決めている。だから高校合格の翌日からセンターを目指し勉強を始めた。今度は絶対第1希望をゲットしてみせる。そして大学で思い切り勉強して将来は宇宙関連の仕事をしたい。そして宇宙飛行士の命を守るロボットの設計にかかわりたい。この娘は大まじめにそう考えている。

もう一つの物語 中学生編
大学は進学するかどうかわからない。専門学校にするかも
部活もゆるいとこさがします。部活しないかもしれいけれど・・
もう一杯宿題が出たのです・・せっかくゆっくりしようとおもったのに。お祝いに携帯かってもらったからラインしようっと。あさってみんな集るといってたから何着ていこうかな・・・ああ眠いなあ

同じ15歳の春 どちらも実際にここ南魚沼に存在している・・・監督の目の前にいる。

「自分物語」、合格は自分物語の始まり・・決しておわりであってはならない。お勉強が全てと言っているのではない。チャンスをチャンスととらえられない現実はお勉強逃避の延長線にあるといっているのだ。中学・高校を問わず勉強をするところだ。彼らにとって勉強は最大目的だ。だから大人が払う税金で学んでいる。憲法で保証されている。

「受験」とか「点数」と言うより「学びが最大の力になること」「恵まれた環境にいること」「チャンスが広がっていること」これを証明し実感し手にするのが「合格」だろう。受験してせっかくチャンスを得ているのにそこで終わるような「合格」はおかしいだろう

ちょっと考えてみればいい。TDLに行ったとする。入場券を買って入場したら目標のアトラクションに向かって走るだろう
ゲートをはいったところで携帯見て座り込んでいるバカなどいないだろう。
監督も当時3歳だった息子に手を引っ張られて走ったぞ! それも一日中だ。

合格も同じさ。いま入場したんだよ。これからなんだよ!

                             監督