全統マークの英語筆記を見ているとその点差は非常だ。
うちのトップは180を超えそれでも全く確信を持てず1点でも多く取りにかかっている。
別の生徒もコンスタントに8割を超えてる。彼らは国立がA判定だ。
一方一生懸命やってき ていてもなかなか100点さえ届かないものもいる。1人や2人ではない。
高校間の格差は大きく個人の学習能力の差は時として非常だ。
うちに来る限り全てのレベルで改善させる。しかし同じことをしてもその進捗や精度は個々に違う。その結果がが模試に出る。非常なくらいはっきりでる。
こっちが悔しくなるくらいその差は大きくさらにこれからセンターまでの3か月で一層広がる。

高校が決まった時点で学力が全然違うということであろう。なんか寂しいけれど。
ただそういうことだけでない面も良く目にする。これじゃ勝てないなあといつも思う。

例えば指導をしていても1番できる子どもが1番ノートをつける。1度も「書け」と言ったことが無い。いいなあと思う生徒でも書き込みにバラツキが見える。結局甘いのだ。
大切な宝物を拾えないその愚かさに失望を覚える。書けと言って書くのでなく書かないと自分の努力とチャンスが無駄になるから書き込むという単純作業ができない。勉強の仕方を知らない。
もっと厳密にいうと一定しない。だから模試ごとにブレが起こりやっていても結果が仮に出ていても揺れている。受験は復習だということがわからないのだな。

監督の英語は辞書が必修だ。どうしても忘れるものがいるから教室に何冊も辞書を置いている。
レベルの低いものはいつの間にか
それを当てにして自分の辞書を持って来ない。何という情けない勘違いか。
気づいていないその愚かさはかわいそうだ。

去年の生徒に一人、英語が全然ダメなこどもがいた。最後の最後まで苦労をしたし、苦労をさせた。ただ最初から一貫してこの子はいけると監督は確信した。最初に渡した問題集をやってそれを見せた時だった。全問やりきり答え合わせをし、書き込みを入れ、その上監督に分かるように質問の箇所にマークを入れわからないポイントを追記していた。「あーなんとう見事な学習習慣か」と惚れた。こういうのが伸びるんだ! 監督はこの生徒の書き込みだらけの最初の問題集を大切に置いている。 監督の宝物だ。