もうすぐ10月だ。今頃になってE判定がついていることの意味を君はわかっているか。あと5か月で間に合うとでも思っているのか。無理だから志望校をあきらめなさいとはっきり言われているととるほうが冷静ではないか。確率を統計から求めているのにそれを無視するのなら判定をもとめなければいい。足を洗って出直したほうがいい。やっぱりデータ上は無理なんだ。

そこで選択肢は以下
(0)私立に絞る。国立はもう間に合わない。
(1)志望校をどんどん下げてどこかに入る。そういう大学は本も出ているが5年先あるのかどうかわからないとまで名指しで書かれているケースすらある。
(2)わずかな可能性を求めて詳細な科目設計をたててそれにかける。レインボー生で典型な逆転満塁パターンは英語筆記とリスニングで200を超えさせ他の科目をカバーする作戦。
(3)浪人する。プライドを持って!
 
 浪人についてはお金の問題や本人だけでなく親の方針もあろう。今となってはやっぱり1年生から2年のいい加減な日々のつけは取り戻せないのだから親も覚悟をして考えないといけない。
長い人生考えたとき浪人してでも自分の第1希望に進み充実した日々をすごせるのと、どうしても現役にこだわって全然足りない点数に合わせた下位の大学にすすむのとどっちが正しい人生設計かは明確だろう。浪人してもいける保証はないとよく言うがそれはこれからの5か月が答えを与えてくれるんだよ。

 2年生の諸君にはいつも言っているが来年のいまこうならないように徹底して勉強を積み上げなさい。3年生with E判定の諸君は(2)で述べた科目別設計を大至急組んで強い科目を作ることかなあ。実はそうなんだよ。私立も国立も、特に国立理系などの場合はやっぱり英語の高得点が最大の武器になっている。だって最大配点だろ。当たり前さ。

 最後にもう一つ。今、EやD判定でもっとも君が意識しないといけないことはズバリ君のその志望校はすでに全国の生徒たちで合格シートは埋まってしまっているということさ。今AやBがついている連中がこれから君とEを交換してくれるだろうか。彼らはますます磨きをかけて千載一遇のチャンスをとりにかかるだろう。そこを考えれば今日の話もちっとも厳しいことないだろう。冷静になりなさいといっているわけだ。

 おなじE判定でも「完全無敵のE判定」でなければ英語は今日からでも75%を超えさせることが可能だからもう1科目強い科目のほしい国立狙いのものや私立なら何とかなる。
全教科今の時点でだめなら全国で2000番台のランキングの学部にするまでだ。現役にこだわるなら。

 ひとつ言いたいのはろくな大学の方が少ないのだ。いいところは昔も今も将来も限られている。東京に人が集まる流れがかわらないように学生の志向はある意味不変でいいところに集まる。教育はそうやすやす新参ものの大学でまかなえるわけがない。お金も莫大にかかる。だから国立なんだ。税金投入なのだよ。そして金持ちの一部の有名私立大だけなんだよ。
 キャリア教育や派手なHP、あげくにボランティアの紹介までしている大学に君の志を満たせるかい? 大学に入って高校の補習を受けてどうするんだい? そこも授業料のうちだよ!

 科目を絞れ! ターゲットを明確にしろ! 実力と志望校のミスマッチを至急修正しなさい。
そして徹頭徹尾頑張りぬくのだ。すると君にも現役の奇跡が起こる!


                                        監督