一言でいうと中学英語そのものなんだけれどなあ。
3年夏の時点で模試で100すら届かない、90近辺の君には意味が分からないかもしれないなあ。だって今の高3たちは中1から辞書を使っていないから無理もない。長文は辞書を使って勉強をしてこなかったようなレベルを想定していない。ひどい話だが辞書をつかった教育を受けていないのにそういう前提の英文解釈力を求められている。奥が深い話をしてるのではない。極めていい加減な英語の勉強を肝心かなめの中学3年間にしてきたということをいっている。試験前にワークをやってかっこに入れる問題ばっかりで英語はできたという3年間のつけがはっきり回ってきている。この辺の中学でゲームだけだったという話もあるよ。ここまで基礎構築を無視したとしたらもう犯罪だよな。よく学校も親もそんなのほっとけるものだよな。教育だよ!!

 だから高3になって受験参考書や学校の補習をいくらやったって改善しない。必要な勉強は中学に戻ること。いまさら中学にもどれないし一体そういう内容の指導は高3になってどこでやってもらえるの?しかも時間がないよ。そういうことをしっかりわかったものでないとまともなレベルの大学受験などと大それたことで勝負に出られないよ。当たり前だもの。可能性が少しでも出てくるとしたら中学に戻ることだなあ。

 うちの生徒で小学6年からやってきたものは高校3年間「英語は全く困りませんでした」と口をそろえていう。そういえる子供は国立へ行っている。だがこれはそうね上位数%くらいの生徒になるだろうね。理想的に進むというのは勉強のタイミングなんだから。

                                  監督 1409

センター試験英語の根底にあるもの