監督はね、生徒に対していつも一方的に何かを伝えようとしていることが多いのに、まれにジワーとそしてほんのりと感動を受けることがある。昨日、長高の生徒を教えていてそれがあった。

監督の聞く質問に直向きにこたえようとし ミスを指摘すると直向きに見つめようとし その後説明するとまた直向きに聞き入っている。抜群の成績であるのに自分の課題や弱点を感覚鋭く見つめることができる。
「あーこの娘はポテンシャルが高いなあ・・・」と感じ入っていた。そしてずっと笑顔を絶やさないのだよ。素晴らしいじゃないか!

 もうひとりは六ちゃん男子、昨日は40分も時間をずらしてしまって悪かったね。さてこの男子の歴史の実力はすごい。模試で新潟県1番をとるかもしれない。
英語長文を2人で毎日読み進んでいる。監督はよく余談にはいる。単語の意味、文章の趣旨、それにまつわる情報や定義から気がついたら余談に入っている。この男子はなんでも詳しいな。いつも監督がおしえてもらっている。どこからその知識がくるの? まぎれもなく歴史が好きで好きでこれまでどんどん勉強し、本を集め、自分で研究をしてきた賜物だな。だから監督がいろいろ教えるつもりがこっちがおしえてもらって感動してしまうわけ。「今晩もいろいろ教えてもらおう!」

まあKJならいい生徒とはずばり「国立に入る生徒」のことを言うのだろうが、監督のいういい生徒とは今書いたような監督にほんのりと感動をあたえてくれる生徒のことをいうのかな。もちろん彼らは英語は偏差値65以上あるし成績はそれなりにとるよ。でも今日言いたかったのは全然次元のちがう大切な魅力のことだよ。真価だよ。この若者たちの。

頑張れ!!
先は明るいよ!!