六ちゃん達が運動会で燃えていた時間に、この生徒はレインボーで初めてフルにセンター試験の模試に挑戦してみた。生まれて初めて模試を見たことになるんだよ。模試の注意書きやセンターの時間帯や携帯プレイヤーとか…諸々説明をしてやった。いつもなんでも監督の顔をみながらしっかりうなずいて聞いている。小6の頃もそうだった。なぜこんないい子が高校を辞めなくてはならなかったのか、なぜ今こんな苦労をしなくてはいけないだとかんがえると辛いな。

6月の時点で日本史は全く準備が整っていないので今回は持越し、残りの国語と英語を行った。
結果、英語は筆記80点、リスニング24点、国語124点だった。
 
データはないが、推測するに希望校には英語は160以上、リスニングは40以上、国語は150以上必要だな。だけど、これなら今でもすでに六ちゃんの平均より上だろう。記憶力もいいいからそのうち日本史も取れるようになる。うちの講師の報告では90点以上をとらせることができるといっている。いま受けさせれば10点もない。

英語を何とかしたいとレインボーに来る生徒は夏前の時点で90点を切る者ばかりだ。それを最低で150点、順調に行けば170以上にもっていく。この生徒は高校の勉強を全く受けていないが中学基礎が整っている。そして国語もリスニングも中学の時レインボーのクラスでトップだった。

こないだ成田空港からの帰り京成電車の中で進学校の男子2人が監督の近くで話をしていたな。
「ねえ、現国って高校入試とセンターどっちが難しいと思う?」
「いっしょくらいじゃねいの・・}
「基本、日本語だからさ、高校入試の頃の方が難しかったようにおもうけれどね、古典を除いてね」

中々、的を射たことを言うな。これを聞いていてうちのこの生徒のことを思っていた。

第1希望校はこの間も書いたが非常にむつかしい。正真正銘のE判定レベルだ。これから英語全国平均を超えるところにもっていく。それは100%できる。リスニングも40は届く。達成がもたつくと偏差値50の大学で終わってしまう。秋の前半で届けば英語筆記150点越は見えてくる。
 あとは古文を鍛える必要がある。現代文は毎日やらせているから間に合う。

全ての受験生や高校に通っている生徒同様いかに英語の点数を上げるかに尽きる。
なんとかしてやりたい。夢をかなえてやりたい。今日も一緒に勉強だ。

                                        監督