このカップルは学年が違う。
英語のエッセイのクラスで顔見知りだった。アメリカの高校は学年を超えて課目によっては受講できる。
さて2人はクラスの前後に軽くおしゃべりをする程度の間柄だった。ずっとね。
きっかけは、high schoolのオーケストラのコンサートで男子がソロ演奏をした日だった。ハワイでは多くの友人たちが応援に来る。クラスを超え学年を超え学校を超えて。そしてコンサートが終わると出演たちがもう1度集まってステージから降りてくる。
何が始まると思う?
日本なら一斉に携帯カメラだろうな。ここがハワイのいいところだけれど辺りはお花の匂いでいっぱいになる。そう!レイの匂いで。
みんながお気に入りの奏者の前に並び、レイを首にかけていく。そのうち顔がレイで隠れてしまう。レイをかけハグをしてキスをする。ほのぼのとしたいい時間がレイの花のかおりに包まれて流れていく。
さてこの女子は手作りのレイをもって男子の前に並んでいた。列に並ぶ人たちは男子を良く知っている人ばかりでこの娘は遠慮がちに後ろの方に並んだ。自分の順番が近づいた時、男子は気づいてちょっと首をすくめて笑顔をおくった。彼女はそれがとてもうれしかった。でもそれ以上前に進めなかった。横にいた友達が先にレイをかけてハグをした途端その女子の手を強く引っ張てレイを渡すように自分と体を入れ替えてやった。
「いいの!うれしい。」と思わず顔を両手でおおった。そしてレイを首にかけた。
男子は「来てくれたんだ。どうもありがとう」とだけ言った。
女子はそれをきいて思わずハグをした。男子はタキシード、女子はレイに合わせた花柄のブラウスにシックなチノパンツ。思わずカメラのフラッシュが光った。2人の出会いを祝福するかのように。
翌日はいつものエッセイのクラス。授業の前に男子が
「昨日はきてくれてありがとう!」
そしてクラスのあとにまた男子は言った。
「今度の週末会ってくれる?」
女子は応えた。
「ディナーに誘って!」
その週末2人はワイキキNo1のハンバーガーショップにいった。
フレンチに行ったとしたら監督はけりを入れたい。
ハンバーガーでいい。満点だ!
監督
英語のエッセイのクラスで顔見知りだった。アメリカの高校は学年を超えて課目によっては受講できる。
さて2人はクラスの前後に軽くおしゃべりをする程度の間柄だった。ずっとね。
きっかけは、high schoolのオーケストラのコンサートで男子がソロ演奏をした日だった。ハワイでは多くの友人たちが応援に来る。クラスを超え学年を超え学校を超えて。そしてコンサートが終わると出演たちがもう1度集まってステージから降りてくる。
何が始まると思う?
日本なら一斉に携帯カメラだろうな。ここがハワイのいいところだけれど辺りはお花の匂いでいっぱいになる。そう!レイの匂いで。
みんながお気に入りの奏者の前に並び、レイを首にかけていく。そのうち顔がレイで隠れてしまう。レイをかけハグをしてキスをする。ほのぼのとしたいい時間がレイの花のかおりに包まれて流れていく。
さてこの女子は手作りのレイをもって男子の前に並んでいた。列に並ぶ人たちは男子を良く知っている人ばかりでこの娘は遠慮がちに後ろの方に並んだ。自分の順番が近づいた時、男子は気づいてちょっと首をすくめて笑顔をおくった。彼女はそれがとてもうれしかった。でもそれ以上前に進めなかった。横にいた友達が先にレイをかけてハグをした途端その女子の手を強く引っ張てレイを渡すように自分と体を入れ替えてやった。
「いいの!うれしい。」と思わず顔を両手でおおった。そしてレイを首にかけた。
男子は「来てくれたんだ。どうもありがとう」とだけ言った。
女子はそれをきいて思わずハグをした。男子はタキシード、女子はレイに合わせた花柄のブラウスにシックなチノパンツ。思わずカメラのフラッシュが光った。2人の出会いを祝福するかのように。
翌日はいつものエッセイのクラス。授業の前に男子が
「昨日はきてくれてありがとう!」
そしてクラスのあとにまた男子は言った。
「今度の週末会ってくれる?」
女子は応えた。
「ディナーに誘って!」
その週末2人はワイキキNo1のハンバーガーショップにいった。
フレンチに行ったとしたら監督はけりを入れたい。
ハンバーガーでいい。満点だ!
監督

