面接指導などクソくらえ!!!

貴重な時間をそういう上っ面なことにかけさせて生徒を追い込むんじゃない。
面接の練習????「相手の目を見すぎてはいけない。目と鼻の間を見て???」

監督流面接の作法
(1) 相手の目をしっかりみろ
(2) 絶対下をむくな
(3) 返事をはっきりしっかり腹の底からいってみろ
(4) 質問に答えられないことをおそれるな お前そのものなのだ。それでいい。
5) 今、ここにいること こういう場に臨めたことに感謝していると面接中ずっと自分に
    言い聞かせろ  

 特に(5)が上っ面なテクニックにまさる。
高校で練習して過去の質問集暗記して、急に作法を身につけたって、所詮全国のみんなとおなじだから、面接官から見るとうんざりなのが分からないのかなあ。


最後に一言 面接の目的はなに?
面接の仕方を練習してきているかどうかをみるの?
100%そうじゃないだろ
その子のひととなりを直接あって確認したいのだろう。どう生きてきたか、どう生きていこうとしているか。
だったらもう何もいらないよ 高校3年間、いや18年間の親のしつけからはじまってお前の過去、努力 喜び 苦しみ 反省 夢 自分の生き方そのものを出せばいい。自分に自信があるかどうかの問題だよ。なければ「反省しております」ということでいいのだよ。自分に自信がないのにテクニックで補えるかい?


監督の人生で大勝負にでて、見事に散った面接の話をしよう。
監督は面接中に「出ていってくれ」といわれてそれで終わった。けれども今でも自分で見事なできだったとおもう。想定問答やテクニックでのりきって合格しなくてよかったと思っている。

大学4年の10月1日 大阪北の堂島、その年の人気企業ランキング第1位の洋酒メーカーの2次面接で大阪弁の役員のようなおっさんが「きみ他どこ受けた?」と聞いた。
監督は大きな声で「御社だけです」と答えた。
そうしたらそいつが「きみそら嘘やろ 今年の学生はみんな5-6社うけとるよ」ときた。
監督は生まれた初めて涙が飛ぶような怒りをおぼえた。「嘘やろ」といったから。
実は監督は1部上場の内定を3社持っていたがすべて事前に丁寧にお断りして全く何もない白紙の状態で10月1日の突入したのだった。それが礼儀だとおもっていたから。あまりに監督の表情が激変したからそのおっさんは
「君はおこりっぽいなあ。いいよ。出ていってくれ」といった。
なぜあいつをはり倒さなかったのかなあ。3秒でけりがついたのに。「若き血潮を大人のしょうもないひっかけで踏みにじりやがって・・こんな会社をなぜ選んだのか」と情けなくなって体がふるえた。まだ覚えているもの。

それでも監督はその7日後、当時経済同友会代表幹事が経営する電気メーカーに2日間で5回の面接を経て合格した。
初日「志望動機をいってください。」
「ありません。」
「じゃあ君の受けたというその会社のものでいいからちょっと言ってみてよ」
「はい」
そして洋酒メーカーの志望動機をそのまま話してそれを聞いた役員が吹き出した。その役員が 
「君、東京の本社の面接で今の志望動機をいうわけにいかんだろう。」
といってくれて面接のあと工場を案内してくれた。同志社大相撲部出身の180センチは優にあるような人だった。全部本当の話だ。だから昨日のことのように覚えている。
面接とはこういうものだ。テクニックなどクソくらえだ。面接練習など時間の無駄だ。全国の高校で教師と生徒が練習をしていると思うとその不毛さに身の毛がよだつ。
 面接にプロはいない。答えも公式もない。人それぞれ。君そのもの。誠を尽くす覚悟が問われる。  だから君そのもので君そのままで誠心誠意ぶつかれ!

                                                                          監督

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