相撲で心技体がそろわないと横綱になれない。それよりなにより長持ちしないという。国立は2次試験に向かい私立は本試験が始まった。ほとんどのこどもは複数校を受験する。「うまく行かない、思ったほど出来ない、決まらない」かもしれない。そういう時何が必要かというと、横綱でなくても受験生にとってもやはり、ずばり、ここは心技体の「心」の持ち方であろう。
耐える「心」、あきらめない「心」、初心をもちつづける「心」
そして小さなチャンスを逃さない「心」、自分を信じる「心」
苦しいのはわかる。辛かろう。絶望の淵に追いやられるかもしれない。だから「心」の力が今こそ必要なのだ。
もし、君が「好きで受けている試験じゃないわ。高卒で終わるのが怖いだけなのよ。」程度の心持ちなら受験は終わりだ。受験料も交通費もホテル代も無駄だ。
そうじゃなくて志を持って高学歴を目指しているのであれば絶対あきらめるな。一緒に試験を受けた多くの生徒たちも同じ不安な思いでいる。競争率を見ればわかるだろう。3倍なら3人に2人は不合格になっていくわけだ。そういう中に身をおいている。
本試験がピークに入る。血の通っていない冷たい機械のように冷静に受験を継続できるか、泣きながらも自分を信じて前に進もうとするか・・君がどっちのタイプかは知らないが、「もうだめだ」とあきらめないかぎり「死に体」ではない。「もうだめだ」と思ったとき明日の負けが今日の時点で決まる。今こそ心技体の「心」の存在に気付くべきだ!
一昨日も書いたが、どうしてもうまくいかないときは帰ってこい。監督がついている。しかし最後の最後まで絶対あきらめずに「心」の力を信じてたった一人でこの受験の旅を頑張りぬきなさい。
監督
