ここ南魚沼から私の生徒たちが次々に本試験に旅立っていく。
今宵は一人で東京路 明日は越後か東北か。
さぞかし重たい旅だろう。苦しい景色めぐりかもしれない。
南魚沼から吹く風がお前の背中をおしているかい。
本当は一緒についていてやりたかった。
ちらつく雪をみながら祈っています。
どうか自力でこの旅を終え、春を摘んで帰ってきてほしい。
待っている。待っている。笑顔の帰りをまっている。


                                 監督