大学で何を学ぶかを考える前の考察 大学受験は君たちにとって未来の扉
よくあるテーマだね。監督はこのテーマについて、ひとつだけ生徒に言っていることがあります。それはね、社会に出る前の4年間で自分を高められる大学を選びなさいということ。大学卒業後、世の中に出るとき誰も高校名など気にしない。世の中は大学名と専攻と成績を評価する。
大学というところは、自分と同じ興味を持った、同い年の子供たちと4年間一緒に語り合い、専門教育を勉強するところ。全国から、世界から学生が集まる。なんとエキサイティングなことじゃないか。だから少しでも受験勉強をして学力が高い環境に進まないといけない。そうでないと専門教育は成立しない。大学はいけばいいという時代ではない。高学歴を見につけないと数百万から一千万のお金をかける価値がない。世界の大学がぐんぐん伸びている中で、もたもたしているとますます国際環境下で負けちゃうよ。だから同じ日本の大学でも、高校の時に基礎学力を身につけ受験を勝ち抜いたものだけが集まる大学とそうでない大学、厳しい卒論審査があるところと、コピーまみれの内容で通す大学、どちらをとるかで全然4年間の学び舎の意義も成果も違ってくる。そのごの就職先も人生に対する決意も変わってくる。
どうせ進学するなら、ある程度自信を持ったものが集まり、周りの仲間を見て「すごい!自分も頑張らないと」と素直に思える環境に進学しなくてはいけない。うちの卒業生がこの夏レインボーに報告に来てくれた時、国立に進んだ連中がたまたま「すごく楽しい。友達と話をしていておもしろい。」と同じことを言った。監督はそれを聞いて彼らのキャンパスでの弾む会話が目に浮かぶようだった。
親の時代と違い大学進学率が50%を超えている。ここ新潟でも4割はある。半分近く進学している。ただその進学先は非常に疑問だ。県内の大学のレベルを見ればわかる。大学とは専門教育を学ぶところであり高学歴を見につける学び舎である。自分を高めることのできる仲間に出会え、いい教授に師事し、研究に没頭でき、設備に恵まれている、それができる総合力のある大学を目指さねばならない!進学は君たちにとってこれまでにない大きなチャンスなのだから。
女子の進学が4年生化の方向に大きく舵が切られ世の中が高学歴化の方向にすすんでいる。いい大学がますます充実していく。好循環 独り勝ち 益々肥えていく。君たち知らないけれど国際大学(IUJ)も去年明治大学の翼下にはいってしまった。お金の力だ。そりゃそうだろ。もともと中山素平〈みずほ頭取〉さんが大来学長(元外務大臣)を立てて開学したとき明治大学なんか全然関係ないよ。2人とも東京帝国大学だ。IUJも監督たちがいたころとは様変わりだな。
さあ いつものフレーズで締めくくろう。進学は人生最初の登竜門だ!君たちの希望と努力次第で明るい未来(いい大学と出会い)が待っている。
監督
