昨日の話の続きをしよう。小学6年からレインボーで中学準備英語を開始し、中学に上がってからは英語も国語もダントツの成績をとるようになった生徒がいた。ただ2年後半から数学の苦手意識が非常に強まった。監督は先で行き詰るのを避けさせるため春休みから毎日数学の補講をはじめた。その過程で、この子は国語の力を軸に大好きな英語を鍛えていけば数学の弱さなど結局差し引いてもプラスが非常に大きいと読んだ。案の定その時英検準2級も通った。そのころ大学案内を手渡し英文科に興味を持ち始めていた。仏文もいいといい始めていた。
しかしこの生徒は3年夏に突然レインボーを去った。一言もないお別れだった。理由はわからない。手塩にかけた大切な生徒をこれからという時に失ったショックは今も忘れることができない。
あのころから気づいたことがある。中学生も高校生も自分の強さや弱さ、可能性の発掘は容易ではない。自分一人では気づくことが難しい。学校の試験の点数や総合成績でのみで評価されることに組み込まれているからだ。極端なことをいうと英語は過去最高にいい子供が5教科で400点くらいだとまあ六ちゃんにいければいいなどという発想になる。この子も楽々六高に入った。そして六高の全国平均すれすれか、それ以下の成績で大学進学となり、結果14歳の時にすでに見えていた英語を軸に大きな可能性を見出し鍛えていくという見込みが大きくずれてしまう。もちろんいくらでも高校進学後チャンスはあるからあくまでパターンとしてそういうこともありうるとここでいっている。
子供に「どういう方向に進みなさい」といってきたつもりも、リードしてきたつもりもサラサラない。ただどこが強くて可能性があって素敵かを早い時期にそばで学力や適性を把握しているものがいろんな形でアドバイスを与えていくことは非常に大切なことではなかろうか。とくに見込みのある子供は。
監督
しかしこの生徒は3年夏に突然レインボーを去った。一言もないお別れだった。理由はわからない。手塩にかけた大切な生徒をこれからという時に失ったショックは今も忘れることができない。
あのころから気づいたことがある。中学生も高校生も自分の強さや弱さ、可能性の発掘は容易ではない。自分一人では気づくことが難しい。学校の試験の点数や総合成績でのみで評価されることに組み込まれているからだ。極端なことをいうと英語は過去最高にいい子供が5教科で400点くらいだとまあ六ちゃんにいければいいなどという発想になる。この子も楽々六高に入った。そして六高の全国平均すれすれか、それ以下の成績で大学進学となり、結果14歳の時にすでに見えていた英語を軸に大きな可能性を見出し鍛えていくという見込みが大きくずれてしまう。もちろんいくらでも高校進学後チャンスはあるからあくまでパターンとしてそういうこともありうるとここでいっている。
子供に「どういう方向に進みなさい」といってきたつもりも、リードしてきたつもりもサラサラない。ただどこが強くて可能性があって素敵かを早い時期にそばで学力や適性を把握しているものがいろんな形でアドバイスを与えていくことは非常に大切なことではなかろうか。とくに見込みのある子供は。
監督
