大学の進路を決める際、どういう職業につきたいかはとくに高3にとって大きなテーマだろう。みんなの大きな関心の一つに年収と仕事のきつさがある。高3という今の時点で全く学歴も資格も実力もないのにあたかも1人前の大人が世間を渡りあるいて転職先をさがすように「この仕事につきたくない。」とか「きつい割には給与が安い」などとほざいている。AMKのほか言いようがない。つまり哀れ 未熟 かわいいなあ ということだ。
お金は実力と高学歴についてくる。君たちのためにいくつかの実例をあげておこう。
例えば看護師給与が高くて保育士は安いとくる。それを言う子供たちは何を根拠にいっているのか。それはデータだ。グラフだ。しかしそれらはあくまで全国平均だ。平均データは事実だから覆しようがないがそれがそっくり日本全国のすべての看護師と保育士に当てはまっていると思っては大きな間違いを起こすよ。劣悪なブラックまがいの環境下で働く看護師や保育士もいるだろう。夜勤まみれで家族から総すかんの看護師もいれば、親の対応に疲れ果てた保育士もいるだろう。逆に高度な医療環境で働く看護師もいれば園と保護者の信頼関係にささえられ入園希望が絶えない園で燃えている保育士もいる。そして君らが気にする年収だが,いいかい、今の世の中、個人差が大きい時代に突入しているのだ。監督が一部上場にいたころ一回のボーナスで車を1台買えるものから車検切れまじかの中古車でちょうどいいものまで同じ部門にいても差がついていた。5年も働けば差がはっきりしてくるんだ。今は益々個人差がつく時代なのだ。他から引き抜かれるような人材にはいいオファーがつきものさ。
だから年収ではなくまず自分のやりたい仕事、そして学びたい学問、高度な知識をつけていきたい学問を第1に考えなさい。お金はあとからついてくる。平均給与で職業選択を考えてはいけない。
本当になりたい 学びたい そして適性というより(どうせ自分の適性などわからないだろう 今の時点で)勉学や競争に今後耐えれそうな分野にすすむのだ。いい意味で悩め 自分をみつめろ。
監督も一緒になやんでやるからな。
                                   監督