あくまで監督の印象だよ。最初にことわっておくけれどね、
入学式の時は3つの高校生の地力はさほど変わらないけれど3か月もしないうちに全然違っている。それは学校間の学びの雰囲気が違っているから。
長高は多くのものが勉強をするので自分もやらなければという意識が強い。それに進度も早い。
KJは入学式で正門をくぐるとバスがとまっていて「大学受験号」と書いてある。座席はきまっていて3年間突っ走る。土日も走る。トイレ休憩の場所も時間もきまっているようなものさ。それでも長高が受験実績で全然負けていないから立派なものだよな。うちの生徒に聞いた話だが長高にも行けたのにKJに来た理由をたずねると「一人じゃサボるのでKJにきました。」といったな。高校入試では長岡に入るほうが全然難しいけれどね。六高落ちて2次でKJに入ったなどという話を聞くくらいだからね、このところのKJは。ただ大学受験を最大の目標に設定するのであればKJは2学期制だし予備校化しているし正解だといえる。教師も非常に熱心だ。
六ちゃんはどうか。受験意識は限りなくゼロにちかく3年まで部活やアルバイトに精を出す。
これで3年後同じステージで模試はどうなるかな? E判定のオンパレードは当然でしょ。KJに上位を持っていかれ下からその補充をし、今の3年と2年の入試は2年間で50名近い定員われ。六ちゃんを受験した殆どのものが合格している。当然学力が下がりさらに悪いことに学生間の学力のばらつきが非常に大きい。六ちゃんの先生は3校の中で1番大変。最高級の指導能力とノウハウ、体力とKJ以上に生徒にかかわる時間と辛抱と強運がないと務まらない。クラス内のどこに基準をおいて指導をしていくのか、その大きなばらつきの集団を全国レベルの大学受験に向けて修練していくのか。もうスーパー高校教師でないと出来ない。本を書ける。そういえば誰も本をかいてないよなあ。 

つまり大学入試は学校の学びの雰囲気の結果だといえなくはないか。六ちゃんが進学校としてかろうじて生き残っているのは上位40人くらいのこどもがもともと優秀で自力で進学を視野に入れてがんばっているから。進学を目指す六ちゃんたちよ、君たちはやれば一流 やらねば3流なのだ。レインボーの六高生は英語筆記で平均150を超える。いい年は170も超える。だからどこにも負けない。頑張れ!目覚めよ! 3年間かけよ!
                                     監督