私の妻、すなわちレインボーのTOPは教師そのもの。俳優が舞台の上で死んでもいいと思うのと同じで彼女はクラスで倒れても本望だろう。私は20年弱大手町でビジネスマンをしていた。時期も時期だったし猛烈だった。ここ浦佐から東京まで通勤しそこから姫路迄最低週2回、そのほか博多も日帰り、駅弁日に3回ということも珍しくなかった。交通費も毎月すさまじい金額だったように思う。
 妻から良く「ビジネスと教育とは違う」と釘を刺されてきた。今日たまたまベネッセからお詫びと500円の還元通知かな・・・なにかがとどいた。詳しく読んでいないが例の情報漏えい関連だろう。なんで私の名前や住所をしっているのかな。ベネッセのいまのTOPは就任早々規模の拡大を大きく打って出た矢先今回の問題に巻き込まれた。かわいそうにタイミングがわるいなあ。でもそもそも教育とハンバーガーの拡販とは違うんじゃないのかな。それを経営者はお金だから同じノウハウで行けると堂々と考える.子供の数をハンバーガーの出荷量と同じように数字に置き換えてみる特殊感覚がしみついている。どっちも売り上げに置き換えられる。子供の登録数が増えると歩留まりがいいのでハンバーガーより拡大再投資がしやすいかもしれない。少子化は迫っているからなおさらハンバーガー,いや 子供を囲い込んで、しかも小さな子供に一生教育商品を売り込んでいきたいのだろうな。代ゼミの模試がなくなるからベネッセの存在感が3割アップするかもしれないしなあ。チャンスかなあ。うちは全然参考にしてないからかんけいないけれど。
 ところが教育者はこう考える。数を増やさず預かっている子をの力をとことん伸ばしていきたいと。そうなると時間もかかるし規模の利益を追及できないからつまり大きくなれない。従業員の昇給もできない。ベネッセは組合あるのかなあ?上場だものな。きっと労使で仲良く待遇を相談しているのかな。だから教育は教育産業とよぶには限界があると思える。
 通信添削でも申し込んで出さない人がいっぱいいるからビジネスとして美味しいのではないかな。申し込んだ人が全員必死になってだしまくったりぼんぼん質問したり、とうとう電話までしてくるようになったらすぐ値上げになるだろう。添削要員を急きょ募集かけないといけないよ。そうなると利益率さがってしまうかな。
 まあいずれにしてもポイントは一つ。教育は拡販とは一線を画すマーケティングが必要ではないか。そういえば今日の封筒に私の名前と住所が書いてあったけれど、大いに反省し厳重に顧客情報管理をしてまいりますというつもりなら、500円はいいから、「あなたの住所を知ってます。いつ何コースで申し込んであなたの情報をいただいたのでこうしてつかわしていただいてます。」ということくらい書いてよこさないとたくさんの人が封筒もらって驚いているとおもうけれどね。とにかく一方的。何枚も紙が貼っているけれどお詫びと反省ばかり。きれいな封筒だけれどね。
だからね、畑違いの経営はなかなか大変のよ。私もショッチュウ妻にしかられているもの。
              
愛しのわが生徒たちよ、毎日きついことばっかり言ってごめん。今日はこれにした。
   監督