模試を受けてまず目がいくのは判定結果。でもよく考えてほしい。偏差値は母集団での位置づけを数値であらわしている。試験が簡単だったか難しかったか表面にでてこない。模試で何を把握すべきかは実はきみ自身の科目別習熟度ではないだろうか。どの科目が仕上がっていてどの科目が未習の部分が多いのか。換言すればどの科目が人より強くてどの科目が人より劣っているのか。ここを明確に把握しないことにはいみがないのではないか。だって作戦や修正ができないだろう。勉強と受験の。
だけどほとんど誰もそういう風に模試をみていないようにおもえるけどなあ。模試で偏差値をみて自分の科目別分析をするのだよ。
 
 例えば私立3教科受験で2教科強くて1教科まあまあなら絶対合格 1教科強くて2教科普通なら5分5部近辺かそれ以下、3教科普通なら全国平均ちょっとしたくらいがちょうどいい。一つでも不得意科目があれば相当厳しい。2つ以上不得意など論外。3枚のカードしか持っていない。トランプでも3枚配られた時点で3枚ともいいカードだと「あっ勝った」とニンマリするだろう。2枚良くて1枚普通でも「チャンス!勝てる」とおもっていい意味で気合が入って大切にカードを使うだろう。それと一緒。逆に3枚のカードが悪ければ絶対勝てない。最初からあきらめるだろう。
受験も同じ。模試など受ける前に自分のカード(科目別実力)を分析してみろ。何よりの判定結果を得られるから。
                                     監督