大学受験 まだ間に合う。しかし今を問う前に少し振り返ってみよう。

1年2年はさぼっていてあまり勉強しなかったとか部活に追われて受験どこではなかった。アルバイトと遊びばかりで全く受験を考えていなかったなどという状態でここにきて必死にがんばれば何とかなるとかんがえていないだろうか。そもそも勉強は時間をかけて普通に日常的にやるものので、そのために週５日の学校生活が存在している。それをおろそかにしてきて３年の夏から半年で取り返してさらに積み上げられるのだろうか。そういう器用でパワフルなことができるのだろうか。偏差値３０台から私は医学部に行きましたなどという話は０．１％以下の確率の出来事で９９．９％の高校生には参考にならない。普通の積み上げを過去にできなかった事実をよく認識して今に取り組むことも重要な意思設定であるとおもう。幻想や期待でなく反省（自分の学業に対する姿勢の甘さ）があってはじめて短期集中も効果をえられるのではないか。９月から始めてセンターで倍以上とる生徒を何人も育ててきたがそういう子供は１年からまじめにやってきてはいたものの受験指導を受けずさらに勉強方法がわかっていなかったケースが多い。基本的に勉強から逃避してきた子供の場合、たとえば畑に肥料や水をやっていないで２年間ほったらかしたのと同じで相当な土地改良策がいるわけだ。枯れた土地を再生するのはどれほど大変だろうか。まずそういう自己分析が必要だ。
大学進学は人生を決めるといっても過言でない。そのチャンスにのらないといけない。憧れや希望でなく冷静な反省と自己分析にうらうちされた強い意思が夢の実現への無限のエンジンなのだ。
もし君が１，２年生であればこのアドバイスが来年の今頃他人事と言えるよう今を活かしなさい。
もし君が３年生ならこれを読んで反省・分析・目標・前進の順でギアーをいれて進みなさい。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　監督より