焼酎を一杯だけ飲んで、児童文学を読む。

こういう本は、酔いの中で読むにはちょうどいい。


変に大人びた描写もない、やさしい世界。


読んだのは、ぶっきらぼうなおばあさんと、家族を亡くした子どもの話。

おばあさんは、口は悪いが、料理を通じで、子供の成長を見守る。

唐揚げと卵焼き。ありふれた、でも心のこもった味。


児童文学は、安心して読める。

やさしさにあふれていて、少しだけ教えてくれる。

酒のつまみには、それがいちばんいい。