知人が賞を受賞し、そのお祝いとして賞状を額に入れて贈ろうと思いました。手元にあった大きめの額縁なら問題ないだろうと考えたのですが、いざ入れてみると、なんとサイズが合わない。しっかりした立派な額だったので油断していましたが、賞状のほうがわずかに大きく、入りませんでした。
改めて調べてみると、賞状のサイズにはこれといった統一規格がないようです。一般的なA4やB4ではなく、「四九判」や「大賞状」など、賞状独自のサイズがいくつも存在しています。さらに主催団体や賞の種類によっても大きさが異なり、同じ「賞状」といっても、入る額縁はそれぞれ違ってくるようです。
特に印象に残っているのは、農林水産大臣賞の賞状。以前、別の方が受賞されたときに拝見したのですが、とにかく大きい。額装するとかなりの存在感で、一枚の紙とは思えない迫力がありました。きっとその重みもまた、受賞の誇りを表しているのでしょう。
こうしたことは、実際に賞状を扱ってみないとなかなか気づかないものです。普段はあまり意識する機会がない分、ちょっとした驚きとともに、勉強にもなりました。
デジタルが進む時代でも、やはり紙の賞状には特別な価値があります。だからこそ、せっかくの記念品はきちんと額に入れて飾ってほしいと思いますし、贈る側としても、ぴったりの額を選んであげたいものですね。