前回の記事では、
私が3ヶ月で100万円以上の自己投資をしようと思った理由について書きました。
小田桐あさぎさんの3Daysセミナーをきっかけに
魅力覚醒講座へ飛び込んだ私。
でも、講座は申し込んだらすぐに始まるわけではありませんでした。
講座が始まる前に、
「これだけは見て、読んでおいてください」
と、いくつかの課題が渡されました。
課題として紹介されていたのは、
『私、ちゃんとしなきゃから卒業する本』
『嫌なこと全部やめたらすごかった』
『女子とお金のリアル』
『嫌われる勇気』
そして、
「自分を知り愛す方法」のセミナー動画と、
『嫌なこと全部やめたらすごかった』の出版記念セミナー動画。
本と動画を合わせると、決して少ない量ではありませんでした。
正直に言うと、当時の私は本を読むのが得意ではありませんでした。
本屋さんで気になる本を買っても
途中で読まなくなる。
最初の数ページだけ読んで、そのまま置いてしまう。
そんなこともよくありました。
だから課題を見た時は、
「全部できるかな」
という不安も少しありました。
でも同時に、
高いお金を払って講座に申し込んだのだから
言われたことはまずやってみよう。
そんな気持ちもありました。
今振り返ると、この課題は
ただ知識を増やすためのものではなかったのだと思います。
講座が始まる前に、
これまで自分が当たり前だと思っていた考え方を
一度疑ってみる。
そのための準備だったのかもしれません。
なぜなら、課題の中には、
「ちゃんとしなければいけない」
「嫌なことでも我慢して続けるべき」
「自分より周りを優先するべき」
「お金はできるだけ使わず、貯めておくべき」
そんな私の中の常識とは、反対の考え方がたくさん出てきたからです。
最初は、
「本当にそんな生き方で大丈夫なの?」
と思いました。
それまでの私は、何かを変えたいと思ったら、
もっと頑張る。
新しいことを始める。
自分の足りないところを直す。
そうするしかないと思っていました。
でも課題の中で繰り返し語られていたのは、
頑張る前に、自分を知ること。
何かを始める前に、嫌なことを手放すこと。
人からどう見られるかではなく
自分がどう感じているかを知ること。
私にとっては、どれも新しい考え方でした。
中でも、最初に大きく心を動かされたのが、
「自分を知り愛す方法」というセミナー動画です。
その動画の中で、
魅力的な人とは、周りに幸せを与えられる人。
そして、人に幸せを与えるためには、まず自分自身を満たす必要がある。
という話がありました。
自分を一番上のグラスに見立てた
シャンパンタワーの話です。
一番上の自分が満たされて、初めて家族や友人、周りの人へ幸せが流れていく。
その話を聞いた時、
私はずっと逆のことをしていたのかもしれないと思いました。
周りを優先すること。
自分が我慢すること。
人に迷惑をかけないこと。
それが優しさだと思っていたからです。
でも、自分の中が空っぽのままでは、誰かに与え続けることはできません。
自分を後回しにしているのに、心から人に優しくすることも難しい。
言われてみれば当たり前のことなのに
当時の私にはその発想がありませんでした。
そして、もう一つ心に残ったのが、
自分の魅力は、人に決めてもらうものではない
という考え方です。
私はそれまで、
美人だから魅力がある。
仕事ができるから魅力がある。
周りから褒められるから魅力がある。
そんなふうに、魅力は人から評価されて初めて生まれるものだと思っていました。
だから、特別な実績もなく、自信もなかった私は、
「私には大した魅力なんてない」
と、どこかで決めつけていました。
でも動画では、
完璧だから魅力的なのではない。
人と違うところがあるからこそ、その人にしかない魅力になる。
その言葉を聞いて、
私はこれまで、自分の欠点を直すことばかり考えていたことに気づきました。
人見知りなところ。
面倒くさがりなところ。
好き嫌いがはっきりしているところ。
周りに合わせられないところ。
そういう部分をなくせば、もっと素敵な人になれると思っていました。
でも、それを全部なくしたら、
私は誰になるのだろう。
欠点だと思っていたものの中にも、自分らしさが隠れているのかもしれない。
この動画をきっかけに、少しずつそんなふうに考えるようになりました。
もちろん、動画を一度見ただけで、自分を好きになれたわけではありません。
自分の魅力が、すぐに分かったわけでもありません。
今でも、自分の嫌なところが目につく日はあります。
それでも、
「直さなければいけない」
と責める前に、
「これは本当に欠点なのかな」
と立ち止まるようになりました。
それは、私にとって小さいようで大きな変化でした。
100万円以上の自己投資をして
最初に始まったのは、華やかなビジネスの勉強ではありませんでした。
まずは、自分が何を感じているのかを知ること。
自分がどんな思い込みを持っているのかに気づくこと。
そして、自分のことを、今までとは少し違う角度から見てみること。
講座が始まる前の課題は、
新しい知識を入れるためというより、
今まで握りしめていた常識を、少しずつ緩めるための時間だったのだと思います。