水中毒とは読んでそのまま、水を飲むのが止められない、止まらない、他者の水の制限、抑制なしでは電解質もめちゃめちゃになってしまい、体重ですら何キロも一日で増えることすらある病気です。


たかが水、されど水です。

水中毒で長年入院されている○○さんは、水を飲みます。

私たち医療スタッフが見ていないふりをしつつ、数人で「監視」していることをしりつつ・・・。
他の患者様はそれぞれ、コーヒー、紅茶、オレンジジュースなどを飲んでいるその中で、ごくごくと喉を鳴らし、
200ccのお水を飲み干します。

そして他の患者様に混ざり、こっそりと水を汲みに行きます。
もちろんやんわりと止められ、コップは預からせてもらいます。

そんなある日、若い新人看護師がその方にコーヒーをあげてしまいました。ミスです。
しかし、慌てて取り上げることができず、数人で見守りました。

コップを見つめる○○さん。

ふっと立ち上がり、そばに居たスタッフに言いました。

「お水にしてもらえませんか?」

その方にとって、他の患者様とは違いお水とは何よりのものなのだと、気がつき、改めてしっかりと管理させていただこうと話し合ったものです。