18日：東京･後楽園ホールで開催された「Lemino Boxing Phoenix Battle 119」興行。
メインイベントは 日本バンタム級タイトルマッチ、王者 富施郁哉（26＝ワタナベ：14勝3KO3敗）vs 挑戦者 WBA11位／WBO13位／IBF15位／日本1位 増田陸（26＝帝拳：4勝4KO1敗）。
※本来メインにセットされていた日本スーパーフライ級タイトルマッチ、王者 高山涼深（ワタナベ）vs 挑戦者13位 青山功（セレス）は、高山選手が急性胃腸炎で出場をキャンセル（13日）したため試合中止。
富施選手は今年4月の決定戦で杉本太一（勝輝）選手に5ラウンドTKO勝ちし、前王者 堤聖也（角海老宝石）選手の返上で空位となっていた王座を獲得、今回が初防衛戦。
増田選手は今年2月の前戦でジョナス･スルタン（比）を初回KO、昨年8月の前々戦で堤選手に判定負け（日本タイトル戦＆モンスタートーナメント準決勝）して以来となる2度目の挑戦。
両者は昨年5月のバンタム級モンスタートーナメント準々決勝で対戦、増田選手が 7ラウンドTKO勝ちしており、今回は 1年2ヶ月ぶりのリターンマッチ。
結果は 増田選手が 4ラウンド 2：21 KO勝ちで新王者。
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サウスポー同士の一戦は、ジワッとプレッシャーをかけて出る増田選手に富施選手が足を使って迎え撃つ格好でスタート。
初回、増田選手の左フックで富施選手が倒れかけるシーンがあったものの2ラウンドからは持ち直し、強気に打ち返して時おり左ストレート等を当てて反撃。
攻勢＆適中数でやや挑戦者が優勢に映る展開で迎えた 4ラウンド、ガードの下がった富施選手が踏み込んだところに増田選手がバックステップで下がりながら右フックをカウンターで合わせると、この一撃で富施選手は背中から倒れ込むダウン。
すぐに立ち上がるも足元が定まらず、フラフラとリングを歩く富施選手にレフェリーはそこで止まれと指示、しかしそれに応じられないのを見ると頭上で両手を交差し、そのまま試合終了を宣告。
雪辱を期す富施選手は気合いが入っていましたが、パワー＆総合力で勝る増田選手がそれを封じ、今後さらに上を目指すための課題を見せつつも、先ずは順当に日本王座を獲得。
セミファイナルのアジア最強ライト級トーナメント準決勝8回戦、日本6位／OPBF12位 今永虎雅（24＝大橋：5戦全勝4KO／アマ10冠）vs マービン･エスキエルド（28＝比：17勝11KO3敗1分1NC）は、今永選手が 2ラウンド 0：48 KO勝ち。
2ラウンド開始からもうじき30秒というところで今永選手の左ボディフックが炸裂、パンチは背中側に流れたもののモロに脇腹に入ったようで、エスキエルドは苦悶の表情で膝を着くダウン。
ここは立って続行されるも、しかし間もなく今永選手がまたも左右ボディショットを見舞うと再び崩れ落ち、日本の大型ホープの圧倒的なKOでジ･エンド。
セミセミのもうひとつのトーナメント準決勝、日本14位 斉藤陽二（28＝角海老宝石：7勝7KO3敗2分）vs WBCアジア･シルバー王者 ウー･ハンユン（21＝中国：4勝1KO1敗）は、斉藤選手が 4ラウンド 3：07 KO勝ち。
かなり被弾しながらもパワーボクシングを押し通した斉藤選手が、4ラウンド終盤に左ボディフックをねじ込むと座り込んだウーは立ち上がれず、テンカウントKOで決着。
また、アンダーカードの東日本ライト級新人王予選、モンスター井上尚弥（大橋）選手の幼なじみで元サッカーJ3相模原DFの山口聖矢（30＝大橋：2勝1KO無敗）vs 本多俊介（24＝E＆Jカシアス：4勝2KO無敗）の 4回戦は、本多選手が 2-0（39-37×2、38-38）の判定勝ち。
3ラウンドに本多選手が右フックでダウンを奪った後、同じラウンドに山口選手が左フックで倒し返して逆転の雰囲気を漂わせるも追い上げられず、全体的にパンチの正確さで上回った本多選手がマジョリティ･デシジョンで勝利。
今日も、斉藤 vs ウーのちょっと前あたりから映像がカクカクしたり数秒～数十秒止まったりの連続で、ノーストレスでは観られませんでしたが...
配信が終了する前に後追いで観返し、それで何とかカバーしてどうにか視聴。
無料で観させてもらっている立場につき文句は言いませんけど、時間も余分にかかるし疲れるしで、 Lemino や ABEMA 等のネット配信は正直、かなりな負担。
Tver とかの方がはるかにマシなので、そっちでやってほしい、という勝手な気持ち...