【結果】〝合わせて96歳対決〟ソリマンvs野中悠樹 飯村樹輝弥vs井上夕雅 中川健太vs大橋哲朗 | ボクシング・ダイアローグ

ボクシング・ダイアローグ

観戦記・展望・プレイバックなどなど・・・

 

6日:大阪・堺市産業振興センターで行われたOPBFスーパーミドル級王座決定戦、7位/元IBFミドル級王者 サム・ソリマン(50=豪:49勝19KO18敗1分2NC)vs 9位 野中悠樹(46=ミツキ:37勝11KO12敗3分)。

 

※本来は 3位 ロハン・マードック(31=豪:27勝19KO3敗)vs 野中の対戦カードだったのが、マードックが負傷で出場を中止→ ソリマンに変更 

 

結果は 野中選手が 3-0(118ー110、115ー113、115ー114)の判定勝ちで王座獲得。

 

結果の速報を見るまで、カードが変更されていたのを自分は知りませんでしたが… 

 

とにかく、国内現役最年長記録を更新中の野中選手が、その上を行く50歳(!)のピンチヒッター、ソリマンとの両者合わせて〝96歳対決〟を制し、王座獲得の国内最年長記録も更新。

[46歳118日]

 

(これまでの記録は、自身が持つ41歳76日=19年2月24日:WBOアジアパシフィック&OPBFミドル級王座を獲得)

 

試合は観てませんので、ノーコメントというかコメントのしようがありませんが…

 

タイトルの価値云々はともかくとしても、46歳と50歳で現役を継続していることに対しては本当に凄い、の一言。

 

特にソリマンの方は、4ヶ月強の短命で終わったながらも一度は世界王座に到達(14年5月:フェリックス・シュトルムに判定勝ち)した他、全て敗れているとはいえ同国人のアンソニー・ムンディンをはじめウィンキー・ライト(米)、ジャーメイン・テイラー(米)、セルゲイ・デレビャンチェンコ(ウクライナ)といった一線どころと対戦し、マイナー団体WBFの〝世界王座〟を含め地域タイトルをトータル2ケタ獲得… と本当に大したキャリア。

 

(プロデビュー前にはアマで84戦しているのに加え、更にその前にはキックボクシングでISKAとWKAの世界王者になった経験があり)

 

王座に返り咲いた野中選手も、これから更に上のタイトルを目指すとなると容易ではない筈ですが、とにかく頑張っていける所まで行ってほしい、と思います。

 

 

同じく6日:東京・後楽園ホールで行われた「WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」興行。

 

(これも観ていませんので、速報をもとに結果&試合の要点のみで)

 

メインは日本フライ級タイトルマッチ、王者 飯村樹輝弥(26=角海老宝石:5勝1KO1敗)vs 挑戦者1位 井上夕雅(24=真正:15勝3KO3敗1分)。

 

結果は 飯村選手が 9ラウンド 1:28 TKO勝ちでタイトル2度目の防衛。

 

2ラウンド、飯村選手が左フックでダウンを奪って優位に立ち、以後は井上選手が盛り返す場面もあったものの、9ラウンドに王者の右ストレートで挑戦者2度目のダウン、レフェリーがノーカウントで止めて試合終了。

 

セミファイナルはWBOアジアパシフィック・スーパーフライ級タイトルマッチ、王者/WBO&WBC2位/WBA4位/IBF9位 中川健太(38=三迫:24勝12KO4敗1分)vs 挑戦者3位 大橋哲朗(25=真正:11勝2KO3敗1分)。

 

結果は 大橋選手が 10ラウンド 2:48 TKO勝ちで新王者、中川選手はタイトル2度目の防衛に失敗。

 

競った展開で迎えた終盤10ラウンドに大橋選手が左を決めてダウンを奪い、再開後の連打のまとめでレフェリーストップ。