重岡銀次朗の挑戦者アンダレスが体調不良で出場中止:主催者側は代替チャレンジャー起用で開催の方針 | ボクシング・ダイアローグ

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26日、亀田プロモーションが来週31日に名古屋国際会議場で開催の「3150 FIGHT VOL 8」にセットされているIBF世界ミニマム級タイトルマッチ、王者 重岡銀次朗(ワタナベ)vs 挑戦者9位 アルアル・アンダレス(比)の試合キャンセルを発表。

 

昨日夕方、同プロモーションにGAB(ゲームズ・アンド・アミューズメント・ボード/ボクシングなどプロスポーツを管轄するフィリピンのコミッション)から

 

「アンダレスが今月19日の入浴中に眩暈で意識を失って病院に救急搬送され、22日に嘔吐、腹痛、などの症状と減量の影響による低血糖状態でドクターストップを受けた」

 

という内容の連絡が入り、診断書&試合延期の要望書が届いたとのこと。

 

これを受けて同プロモーションは、現時点で試合を中止する決断はせず、対戦相手の変更による代替カードでの開催を模索する旨をコメント。

 

この3/31興行は、メインのフェザー級12回戦:レラト・ドラミニ(南アフリカ)vs 亀田和毅(TMK)再戦&マッチルームボクシングとの提携イベント「プライズファイター」のキャンセルが先週(15日)発表されたばかりで… これでトラブルのトリプルパンチとなった格好。

 

[亀田選手は、ケビン・ビジャヌエバ(メキシコ)との10回戦に変更して出場・試合開催]

 

興行当日まであと5日、試合を行いたい意向だという重岡選手の希望はよく解る一方、急あつらえで挑戦者を立てての防衛戦には疑問感も否めず、残り僅かな時間でどう落ち着くのか気になるところ。

 

昨年4月にも、重岡兄弟の兄・優大(ワタナベ)選手がやはり直前に相手の急病(当時の王者 パンヤ・プラダブスリがインフルエンザ感染)に見舞われ、亀田プロモーションが急遽プエルトリコからウィルフレド・メンデスを連れて来、慌ただしくWBCに暫定王座決定戦を承認させて辛くも試合中止を免れた一件がありましたが…

 

[その優大選手は、予定どおり同興行でメルビン・ジェルサレム(比)を相手に防衛戦]

 

今回、ランカー陣から急なオファーを受けられる選手を見つけられるのか、そしてIBFがタイトル戦として認定するのか、続報に要注目。